うつ病だけでなく生活習慣病の予防や、いつまでも元気な身体で

過ごせるようになる運動が有酸素運動です。

有酸素運動の健康効果は有名ですが、うつ病には

抗うつ薬に匹敵するほどの改善効果があるとデータがあります。

だからと言って有酸素運動をいきなり始めるのではなく

体力に余裕がある時に散歩などの軽い運動から

始めるようにしましょう。




有酸素運動のメリットは多い

1.抗うつ薬に匹敵する改善効果

抗うつ薬と、有酸素運動と、抗うつ薬と有酸素運動の両方を行なう

3つのグループにうつ病患者を分けて経過を見たところ

有酸素運動と両方を行ったグループは、抗うつ薬のみのグループと

比較して改善した人数が多いというデータがあります。

抗うつ薬を使ったグループは再発率が高くなったという結果が

ありますが、有酸素運動を行ったグループは再発率が

抑えられている、という経過も報告されています。

有酸素運動をすることでセロトニンの分泌を促したり

ストレス解消効果を得られるものですが、実際にデータとして

裏付けされているのでお勧めは自信を持ってできます。

2.抗うつ薬より即効性がある

抗うつ薬は効果が出始めるのに時間がかかるものがあります。

服用し始めて2~3週間ほど副作用に悩まされる人もいます。

一方有酸素運動の効果は運動を終えた後にすぐ実感できるもので

うつ病の改善効果も抗うつ薬と比較すれば即効性に長けています

3.セロトニンの分泌などストレス解消効果

有酸素運動を継続することで、セロトニンの分泌を促し

生活リズムを整えたり、メンタルを安定化させる効果が得られます。

また、有酸素運動に集中することでストレスや不安になることを

考えずに没頭でき、一時的に忘れることができます。

うつ病の人の思考に、一度不安や恐怖が頭の中に浮かんでしまうと

ずっと循環するようにぐるぐるしてしまうという特徴があるので

有酸素運動をすることで防ぐことができます。

4.空腹を促す

当然のことながら有酸素運動は体力を使います。

運動が終わった後は空腹になり、食欲が増します。

うつ病は拒食症など摂食障害を引き起こしてしまう事が多く

満足に食事を摂れない状態が続く人がいますが

有酸素運動を行う事でお腹が空きやすくなります。

うつ病を回復させるために必要な栄養を取りやすくなる

という事ですね。

5.睡眠の質を高める

有酸素運動をすることで適度に身体を疲労させることができ

睡眠の質を高めることができます。

睡眠は身体と脳の両方を適度に疲労させることで

適切な回復効果が得られるので、有酸素運動で身体を少し

疲れさせるのは良い影響です。

といっても運動を終えた後に疲労を感じなければならない

ということでもなく、ウォーキングなどの軽い運動でも

うつ病改善効果が得られるので、程度は考えましょう。

しかしあくまで有酸素運動は手段

これほどのメリットがあるなら今すぐにでも有酸素運動

始めよう、と意気込むのは少し待ってください。

あくまで優先すべきはうつ病の改善なので、有酸素運動

絶対しなければならない義務などと捉えるのは避けましょう。

週に1日でもできれば構いませんし、体力に余裕がない時は

休養を取るのもうつ病治療の一環です。

目的と手段をはき違えて、有酸素運動を続けてしまうと

かえって体調を崩してうつ病を悪化させてしまうことになるので

医師と相談しながら、当日の体調を見極めて

慎重に取り入れていきましょう。