うつ病の人の症状に、何もする気が無くなる無気力な状態が

ありますが、これは普通の人にもあり得ます。

しかし、うつ病で何もする気が起きない状態の人と

普通の人が無気力になる状態では少し様子が違うところがあります。

無気力になっているからといってうつ病の症状かもしれないと

判断しがちですが、人によっては一時的なものかもしれません。




無気力なうつ病の人の様子

うつ病の人に症状として表れる無気力な状態というのは

そもそも物事に対して興味や関心を失っている状態と言えます。

いついかなる時でも無気力で無関心な状態になる程に

症状が悪化する場合もあります。

いつまでにこれをしなければならない、や

いつまでも休んでいられないなどの、時間が絡んでくる

事柄でも、無気力無関心な状態で関与しなくなるのです。

なぜこのような状態になるのかと言うと、うつ病の原因となる

ストレスで脳にダメージが蓄積され機能が低下し

興味や関心が湧かなくなっているため、です。

ストレスによって落ちた脳機能では思考能力も低下し

本能で脳をできるだけ使わない状態にして

エネルギーの消耗を避けているのです。

誰にでもあり得る無気力症候群

うつ病になっていない人でも無気力症候群という状態に

なることで無気力になることがあります。

この場合は、一時的に蓄積されたストレスによる反応であったり

何か目的を達成して次の目標を決められずに宙ぶらりんに

なっている状態など様々です。

脳の機能もストレスなどによって低下している状態と

捉えることもできますが、新しい目標が決まったり

趣味などでストレス解消を行っていくと

症状が改善されることがあります。

また、非定型うつ病のように、本業以外のイベントや

楽しみなことがあると元気な状態に戻ることもあります。

うつ病の症状と異なる点は、食欲の低下や睡眠障害などは

起こりにくいという点です。

うつ病の人は入眠しづらかったり、朝早くに目が覚めたり

食べ物を全く食べなかったりすることが症状として出ますが

そうでない人が無気力症候群にかかったとしても

食べ物は普通に食べられたり、夜は普段通り眠ることができたり

するのが特徴として挙げられます。

無気力症候群が続いて心配な人がいる場合は心療内科や

カウンセリングなどを勧めてみるのも良いでしょう。

無気力な状態が続いても様子を見る

うつ病によって無気力な状態が続いているのは

本能によって脳を休めようとしているから、というのは

先述したとおりです。

その為、無気力な状態が続いても何か行動を起こして

改善しなければならない、というよりは様子を見た方が

良いかもしれません。

本能によって作られた無気力状態の間は

脳の機能を回復させようと身体が働いている間なので

うつ病を改善させるための要素を抑えておけば

普段通りに生活をしていても大丈夫かと思われます。

栄養バランスの取れた食事を食べ、医療機関での認知行動療法や

抗うつ薬の服用を行なえば、うつ病が改善されていきます。

うつ病の回復が進んで無気力な状態から、自発的に何か

行動を起こしてみたいと思えるようになるまでは様子見の意味で

静かに休養を取りましょう。

うつ病の人のお世話をする人も、無気力な状態が続いて

心配であれば医師に相談してみましょう。