人間一人ひとりには個人差があり、汗をかきやすいかどうかというのも

一様ではありませんが、汗をかきやすい、一度かきはじめると止まらない

という人にはうつ病などの精神的な症状が表れているかもしれません。

体温を調整するために流れる汗や、辛いものを食べたときに流れる汗とは

異なる、ストレスが原因で流れる汗が止まらない、となると

根源の原因がストレスであるうつ病のリスクが高まることには

違いありませんし、すでにうつ病にまで症状が進行していることも

考えられます。




うつ病だと何故汗をかきやすいのか

もう一度確認しておきますが、ここで重要となるのがストレスによる

発汗が異常に継続し、顔や手足の汗が止め処なく流れてしまっている

ということが問題となります。

大勢の人の前で自分が発言するときや、叱責を受けてしまって大きな

ストレスを感じるようなときには、手汗が止まらないという経験が

皆さんにはあるかもしれません。

うつ病の人は、ストレスや不安が原因となって脳に問題が生じて

しまっているため、普段どおりに生活するだけでも普通の人と比べて

感じるストレスが大きく、蓄積されやすいものです。

ストレスを大きく感じる機会が多く、期間が長くなればなるほど

自律神経の交感神経が働きっぱなしな状態が続くようになります。

自律神経には交感神経と副交感神経の2種類がありますが

度重なるストレスによって交感神経が優位になることが多くなると

副交感神経の働きが鈍ってしまい、身体も心も休まることが

なくなっていき、精神的な要因による発汗が多くなってしまいます。

うつ病にもこの汗が止まらないという症状が表れることが考えられますが

うつ病と関わりの深い自律神経失調症によっても、いっぱい汗をかく

という症状が出ることがあります。

うつ病の人が汗をかきやすい、というのは、ストレスを感じることで

自律神経の機能に障害が出てしまい、精神的な要因による発汗が

多くなるから、という所に起因します。

交感神経を刺激する機会を減らす

すでにうつ病にかかってしまっている人も、精神的に参り始めている

かもしれないと感じる人も、汗が止まらないという症状を

緩和するために交感神経を必要以上に刺激しないために自分の生活を

振り返ってみましょう。

交感神経を刺激するものとして代表的に挙げられるものは

ストレスや不安、カフェインなどの交感神経を優位にする成分などです。

うつ病によって四六時中目が冴えて睡眠障害を抱えている人などは

特に1日に受けるストレスの量を減らすマネジメントを行うように

しましょう。

もし、汗を大量にかく以外にもうつ病の症状に心当たりがある人で

仕事や学校を始めとした人間関係のストレスが多い、という人は

程度によっては休職・休学という選択肢も視野に入れておくようにして

精神科や心療内科、メンタルクリニックを受診するようにしましょう。

交感神経が刺激されっぱなしの日々を過ごすことは、うつ病以外の

精神的な疾患のリスクも高めることにつながってしまうからです。

また、1日にコーヒーを何杯も飲んだり、栄養ドリンクから離れられない

という人も交感神経が刺激されやすい生活が続きやすく、知らないうちに

汗をかきやすいという状態に陥っているかもしれません。

カフェインを始めとした交感神経を刺激する成分を食べ物や飲み物から

多量に取っている人も、自律神経失調症のリスクが高まっていますので

1日に摂取する量を減らすように心がけましょう。

他にもパソコンやスマートフォンなどの電子機器から発せられる

ブルーライトや、単純に夜に浴びる電灯の光なども交感神経を刺激する

要因となるので、汗が止まらないという症状を加速させてしまうことに

なりかねないので、うつ病と汗っかきの症状を軽減するためにも

交感神経を必要以上に刺激しないように生活を見直すようにしましょう。

脱水症状を未然に防ぐ

精神的な発汗でも、外が暑いからかく汗でも、辛いものを食べたときに

かく汗でも、対外に水分が排出されてしまっていることには

間違いありません。

多い人では1日に3リットル以上発汗する、ということもありますから

うつ病が原因の人もそうでない人も汗をかくことが多いという人は

日ごろからしっかりと水分補給を行うことを意識しましょう。

脱水症状による気だるさや頭痛、吐き気などの身体の不調も

当然人間の身体にはストレスとなってしまいますから、うつ病や

自律神経失調症のリスクが間接的に高まってしまいます。

普通の人でも1日に2リットル水分補給を行うことが望ましいと

されていますので、汗をかきやすい人はこれよりも多めに水分を

とるようにしましょう。