うつ病の症状として身体が動かない、ということがあります。

肉体的な疲労から体のだるさを感じることは普通の人にもありますが

精神的に疲弊している時も身体に重さを感じ

身体が動かないという感覚を覚える人がいます。

うつ病で身体が動かない感覚は本人にしか感じられずに

周りからは理解されにくい部分がありますが

本人にとっては頭を抱える問題のひとつと言えます。




体が動かない理由

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激しい運動や長時間の活動を行っていると肉体にも疲労が

蓄積され、筋肉痛などが原因で身体が動かなくなる事は

普通の人にもありますが、うつ病の場合それとは異なります。

うつ病は脳の中枢に疲労が蓄積されている事が原因で

身体が動かない感覚を感じることがあります。

前日に運動をしていたわけでもなく、肉体的な疲労は蓄積されて

いないにもかかわらず、身体が鉛のように重くなるという

感覚に陥る人が少なくありません。

身体が鉛のように重くなるこの状態を、神経性疲労による

鉛様麻痺と言いますが、この鉛様麻痺は運動機能を司る

脳機能が、うつ病の原因となるストレスや不安で

疲労してしまっていることから陥る状態です。

この場合、本人の身体を動かそうとする意志が必要となりますが

うつ病で体が動かない場合は無理に動かそうとすると

症状を悪化させる原因になりかねません。

動けない時のうつ病の人の様子

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1.身体を動かそうとする意志が弱くなる

脳が疲労を感じている間は身体も動きにくくなる事は先述しました。

そのため、うつ病の人は朝目が覚めてもしばらくの間

ベッドから起き上がることができないという事がしばしばあります。

症状が重い場合は、お腹が空いたりトイレに行きたくなったり

したときも、体を動かす気になれないという事があり得ます。

うつ病の人のお世話をする人は、本人が動けない状態にある事を

念頭に置いて行動をする必要が出てくるかもしれません。

2.夕方あたりから多少動きだせるようになる

うつ病は朝の状態が一番症状が重くなりやすく

午後から夕方にかけて症状が軽くなっていくという

日内変動があることから、ベッドの中から動けないという人も

夕方ぐらいからは多少動けるようになるということがあります。

うつ病の人のほとんどは睡眠障害を抱えているので

夜に眠りにつきにくく、早朝に目が覚めてしまうということも

珍しくないので、その間ずっと不安やストレスを感じている事が

多くあります。

夕方から少しずつ動けるようになる場合は、この時に

ストレスを解消させるような趣味や娯楽を用意しておくと

うつ病で動けない人の回復に役立つでしょう。

脳の疲労は簡単には抜けない

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うつ病になってしまうまでに、大きなストレスを

長期間受け続けることがあります。

なので、脳が受けるダメージというのは数日数週間で

抜けるものではなく、動けない状態が続くのも無理はありません。

肉体的な疲労で動けない状態とは全く別の問題なのです。

この間に気を付けることは、自分が置かれている状況を受け止め

ゆっくりと休む事です。

朝に起きられずに動けない事を気に病むことなく

休んでいる自分を受け入れ、許すことが大切なことです。

カーテンから光を少し差し込ませる

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疲れている時や病気にかかってしまって、安静にしなければ

ならない時に部屋を暗くすることがあります。

しかし、うつ病の場合は少しだけでも部屋に太陽光

入れられるようにカーテンなどを少し開けた状態にしてみましょう。

例え動けない状態でもうつ病の人が生活リズムを正すために

太陽光を部屋に差し込み、体内時計の調整を行いましょう。

うつ病の改善のためには太陽光を浴びてセロトニンを分泌し

睡眠の質を高めることが重要なので、カーテン全部でなくとも

少し光を差し込ませるくらいで良いので、生活リズムを

作り出せる環境を用意しておきましょう。