男性のうつ病の症状は女性の症状と異なる部分があります。

基本的なうつ病の症状は男女共に発症してしまいますが

男性には男性に、女性には女性に発症しやすい症状があります。

仕事や家族に責任を持つ男性は調子を崩しても

医療機関での受診を先延ばしにしてしまいがちです。

しかし、それがうつ病の症状であると認識できずに

不調を抱えたまま生活を続けていると、いつのまにかうつ病に

なってしまっていたというケースも考えられるので注意が必要です。




男性にうつ病の症状として出やすい不調は

1.抑うつ状態

職場4

抑うつ状態自体はうつ病の代表的な症状の一つです。

しかし、男性の抑うつ状態は女性が発症するものと比べて

症状が重くなりやすいというのが特徴です。

男性が仕事から受けるストレスは強く、長い期間受けやすいもので

その分、脳に蓄積されていくストレスも大きくなります。

また、家族を支えている男性も、簡単には仕事や責任から

離れることもできず、それも精神的な負担になります。

そのため、自分の問題は自分だけで解決しようと考える人が

男性には多く、身の回りの人たちに気軽に相談することが

出来ない傾向にあります。

なので、抑うつ状態になったとしても、その状態を継続させて

しまいやすく、気が付くとうつ病になっていたという場合が

考えられますし、事実こういったケースは少なくありません。

2.腰痛や肩こりなど身体の痛み

抑うつ 腰痛2

男性に限らず女性も加齢や運動不足の状態が続けば

肉体的なダメージも蓄積されやすくなります。

そのため男性が仕事を続けている時に腰痛や肩こりなどの

体の痛みを感じることがあっても、加齢や運動不足

日ごろの疲れから感じるものだろうと判断しがちです。

しかし、腰痛や肩こりも心因性によるもの、と

考えられることがあります。

毎日受けているストレスや不安による腰痛や肩こりである

ということもあり得ます。

うつ病の原因となる自律神経の乱れによる身体の痛みが

症状として出てきているということも考えられるので

そのまま放っておくのは避けましょう。

もし、医療機関を受診して処方された貼付薬などを

使用していて、治りが感じられないと思う人は

心因性の身体の痛みの可能性も視野に入れておくことを

お勧めします。

3.イライラ

アンガーマネジメント

抑うつ状態の説明で先述しましたが、男性が受けるストレスは

大きくなりやすいものです。

そのためイライラしやすくなるのは珍しくはないのですが

あまりにも度が過ぎた感情表現になる場合は注意が必要です。

怒鳴り声を上げたり、物を壊してしまうなど

これぐらいになってくると精神的にかかっている負担は

相当なものになっています。

この状態が続くようであればうつ病のリスクも高まります。

もし職場でこのような症状を見せている人がいて

ある日突然大人しくなったり、元気が無くなっていると

見られる場合は、すでにうつ病にかかっているかもしれませんので

医療機関での受診を促すようにしてください。

4.アルコールやたばこの量が増える

たばこ

家に家族がいる状態ではアルコールたばこを控える

という人もいるようですが、仕事先となると自分の体調管理を

行うのは基本自分だけです。

職場ではたばこは自分の気が済むまで吸っているし

頻繁に飲み会がある場合はアルコールを飲む機会が

必然的に多くなります。

アルコールは少量であれば肉体を脱力させますし

たばこは快楽を感じさせる脳内物質のドーパミンを分泌させる

効果がある事から、ストレス解消に役立たない事はありません。

しかし、当然のことながらこの2つには依存性があります。

アルコールたばこの習慣が身に付くと、身体が耐性を作り

効きを悪くするので、これだけでも自然と摂取量が

増える傾向に傾いてしまいます。

それに仕事のストレスが加わるとますます常態化に近づきますが

この2つはうつ病のリスクを高める要因となるので

最近この2つを使う機会が増えてきたと感じるのであれば

うつ病のリスクという観点からも危険信号が発せられています。

5.食べる量が増える

咀嚼

家族に弁当を作ってもらっている人で、その弁当だけで

満足できる人は大丈夫かもしれませんが

食生活は自分で管理し、食べ過ぎの傾向がある人も

うつ病の症状、過食症として表れている可能性があります。

特に牛丼やパン、缶コーヒーなど炭水化物糖質

多く含まれた食べ物を食べ飲みしている場合は

すでにうつ病のリスクが高くなっている状態で

自分でうつ病のリスクを高めてしまっています。

糖分の摂取は幸福感を生み出す脳内物質の分泌を促しますが

多量に摂取すると血糖値の乱高下を引き起こします。

そうなると血糖値の乱高下による抑うつ状態やイライラなどの

原因となりますし、うつ病の症状を悪化させてしまうことも

考えられます。

肥満メタボリックシンドロームもうつ病のリスクを

引き上げてしまう要因となるので、食生活の管理も

うつ病のリスクを下げる上で必要になる部分となります。