自らうつ病にかかっているかもしれないと、診断書ももらわずに

周りに伝えている人は、新型うつ病(非定型うつ病)かもしれません。

しかし症状に苦しんでいる事には違いないので

本人の立場も考慮した上での接し方を考えなければなりません。

うつ病と異なり、新型うつ病の人に適した接し方というのがあるので

参考にしながら接し方を改めていくようにしましょう。

普段通り接していると人材をつぶしてしまうかもしれません。

従来のうつ病にしても、新型うつ病にしても

どちらもストレスや不安が原因と考えられています。




新型うつ病の人への接し方7パターン

就活うつ無理3

1.休養が最善手とは限らない

うつ病の人は、長い間ストレスに当てられて精神的にも肉体的にも

参っている状態で、普通に睡眠をとっても疲れが取れなかったり

気分を安定させる脳内物質を正常に分泌させることができません。

そのため、休養が必要になり、医師からは3か月や半年などの

休養を命じられることも珍しくありません。

しかし、新型うつ病の場合は休養が最善手ではない場合があります。

自分はうつ病なんだと思い込んでいても、一時的なストレスのせいだったり

たまに連続した休みがあれば旅行などに出かける気力があったりします。

新型うつ病の人が、ストレスや疲れのせいで参っていると判断し

休養を提案してしまう接し方では、改善方向に向かわないことが多々あるようです。

2.甘えているように見えても口には出さない

新型うつ病の人は仕事中は辛そうにすることが多いのですが

休みの日が近づいたり、遊びの誘いがあった時などは

途端に元気になることがあります。

これは気分反応症と呼ばれる症状で、仕事中は苦しい表情を出しながらも

遊びとなるとエネルギッシュになる、という典型的な新型うつ病のパターンの

一つと言えるのです。

そのため、周りからはわざと辛いそぶりをしている、甘えていると

見られがちですが、ストレスによる新型うつ病という状態になっていると

理解を持って接し方を考えなければなりません。

3.批判や暴言でなくとも過敏に反応する

批判は暴言を浴びせると、人間は当然のようにへこんだり発奮したりする

ものですが、新型うつ病の人はより過敏に反応します。

全ての発言を批判的に捉えやすい状態、と言い換えることもできます。

「今日、頑張っているね」と一言話しかけようものなら

「いつもは頑張っていないと考えられている」とネガティブな方向に

考えてしまいがちになります。

本人に落ち込んでいる様子が見えたら、自分に悪意は全くなく

言葉通りの意味であると冷静に伝えるようにしましょう。

4.時には励ますことも重要

うつ病の人に向かって「頑張れ」など励ましの言葉をかけるのは

良くないという事がほとんどの人に認知されていますが

新型うつ病の場合はそうとは限りません。

うつ病の場合は「自分が情けないから励まされている」と

自分に対して責任を感じてしまうために、励ましの言葉がNGと考えられています。

一方新型うつ病の人には、励ましの言葉をかけると

意外と普通の反応を示すことが多いものです。

流石に常に励ましの言葉をかけるのはプレッシャーになりやすいものですが

症状が軽く、働きぶりも人一人分動けている時は有効かもしれません。

5.たまに第三者のカウンセリングをはさむ

うつ病の人には精神療法薬物療法が使われることが多くありますが

新型うつ病の人には薬物療法はあまり有効ではありません。

脳内物質の分泌や肉体的な問題に至っている、とまではなっていない

ケースが多くあるためです。

なので、新型うつ病の人に有効なのはカウンセリング

本人の心情をくみ取るようにする事です。

直接聞き出したりするのではなく、第三者にカウンセリングの相手に

なってもらうのが更に有効です。

新型うつ病の人は従来のうつ病の人と異なり、自責傾向と言うよりは

他責傾向になることが多く、面と向かっては口に出せないことが

第三者のカウンセリングによってわかることが多く出てくることがあります。

その為、甘えているように聞こえる言葉が多くあるかもしれませんが

問題解決のためのヒントが得られることもあるので

接し方は厳しくするのではなく、できるだけ同調する形で

カウンセリングを行っていくのがポイントです。

6.同調する配慮

上記でも少し触れましたが、新型うつ病の人には同調するように

コミュニケーションを取るようにすると、ストレス解消効果が得られます。

本人たちに「こうやってみたら?」や「こう考えて捉えてみるといい」など

アドバイスするよりも、下手に批判的な表現と取られないようにする意味でも

同調する接し方を一貫して話しかけるようにすると

新型うつ病の症状が和らぎ、仕事や学業にもいい影響がみられるかもしれません。

7.何か問題があれば事実を軸にして伝える

「なんでこんな簡単なミスを繰り返すのか」や

「お前は本当にダメな奴だな」など、感情に任せた発言は

普通の社会人でも控えるべきですが、新型うつ病の人には特に控えましょう。

新型うつ病にかかっているために、ストレスの影響でタスク処理能力が

低下してしまい、ミスを繰り返しがちになるのは考えられます。

しかし、その度にストレートに感情表現するのもかえってトラブルの

原因になりかねませんし、かといって放置もできないというのもありがちです。

新型うつ病の人には、冷静に淡々と客観的な事実やデータを軸にした

注意や提案を行うようにするのが無難です。

「あなたのミスでこれくらいの被害が出ました」

「今後はこのように対処してください」と、感情に訴えるのではなく

客観的な事実を軸とした接し方をすると、必要以上にストレスを

感じられることも少なくなります。

放っておくとどんどん悪化していく

回復の兆し2

なぜ新型うつ病にかかっている人にこれほどまでに接し方

考えなければならないかは、放っておくとどんどん脳の機能が

低下してしまい、新型うつ病ではなく従来のうつ病を発症する

リスクがあるからです。

本人の人格形成が十分ではないことも考えられますが

従来のうつ病にしても新型うつ病にしても、主な原因はストレスです。

新型うつ病を抱えていると感じる人には、接し方を改めて

うつ病になる前にできるだけ早く対処すると良いでしょう。

自分からうつ病と周りにほのめかして来たり、希死念慮が見られたり

感情の起伏が激しくなった、と感じられたら

もしかしたら新型うつ病かもしれないと考え

接し方を改めていくようにするのが必要となるでしょう。