今自分が抑うつ状態の症状が出始めて、ひょっとしたら抑うつ状態かもと

考えている人も、実際に抑うつ状態と診断された人も、気になるのは

回復までにかかる期間かと思います。

正直なところ、抑うつ状態と診断されても個々によって症状の

進行具合が異なるので、回復にかかる期間もそれぞれとしか言えません。

統計によって回復期間の目安を知ることはできますが

それの通りとはいかない人も少なからずいるので

回復するための方法を学び、根気よく継続していくことが

求められるかもしれません。




大体4か月くらいあれば多くの人は症状の回復が見られる

認知5分

抑うつ状態と診断された人の6~7割近く

治療を開始して4か月ほどで普段生活するのに困らないくらいに

落ち着いた状態になる、というデータがあります。

しかしこれは前提として抑うつ状態になっているかもしれないと

判断してすぐに精神科や心療内科、メンタルクリニックでの受診を行い

速やかに治療を行っているという条件があります。

当然のことですが、自分で抑うつ状態になったと判断できずに

ストレスによる睡眠障害や摂食障害、集中力の低下の症状が出ているのを

放置してしまう事で、治療も遅れ回復するための期間が

伸びやすくなるということがあります。

最近ちょっとやる気が出ずに落ち込んでばかりで

夜になっても寝つきにくいし、すぐに目が覚めたりする・・・のような

症状を自覚し、早期に医療機関での受診を行えば

おおよそ4か月までいかなくとも、薬物治療認知療法

数週間のうちに回復する、ということも考えられます。

抑うつ状態を回復させるために心がけること

子供3

実際に医療機関で受診し、抑うつ状態の診断書を受けとっている人も

ひょっとしたら自分は抑うつ状態かもしれないと自覚があっても

中々時間を見つけて病院へ診察を受けに行くことが難しいという人も

抑うつ状態を回復させるために重要な心がけがあります。

1.睡眠・休養

睡眠・休養の質、量を見直して、抑うつ状態の原因となるストレスを

身体や脳に蓄積させずに回復させる、ということがまず求められます。

抑うつ状態は身体も心も疲れ切って、どちらもエネルギーが不足している

状態とも言えるので、睡眠・休養によって元気を取り戻すという事は

抑うつ状態を回復させる上で重要なファクターになります。

たばこやアルコールを寝る前まで嗜んでいる、遅くまでテレビや

スマートフォンの光を目に浴びせているなどの

睡眠の質を下げてしまう習慣は避けましょう。

逆に、睡眠の質を高める入浴やストレッチを積極的に

生活に組み込むことで、抑うつ状態の回復期間を

短くすることが期待できます。

 

また、抑うつ状態を回復させるためには休養する時間を

確保することも大事です。

学生や社会人の人は、抑うつ状態の診断を受けたときに

休学・休職する必要が出てくるかもしれませんが

これは回復させるための休養期間として必要だと

医師が判断した結果なので、従うようにしましょう。

2.運動

抑うつ状態は休養して、心身のエネルギーを回復させることが

重要と述べましたが、軽い運動を行い、適度に肉体を疲労させ

睡眠の質を高めることも、改善法として有効です。

運動することで得られるストレス解消効果や、身体から分泌される

脳内物質の効果は、病院で処方される抗うつ薬にも匹敵する効果があります。

毎日でなくとも、余裕がある時に1日に2~30分程度の散歩をするだけでも

抗うつ薬に遜色ない治療効果や予防効果が得られると

近年の研究では判明しています。

抑うつ状態で休学・休職している間に体力が落ちないように

適度に身体を動かすようにする、という意味でも

運動を行う事は、抑うつ状態を改善させ、また元の生活に戻る上で

非常に有効な手段と言えるでしょう。

3.ストレスから離れる

人によって抑うつ状態となる原因、ストレスの原因となる

ストレッサーは様々なものがあります。

朝早くから出勤し、夜遅くまで働いている事

人間関係が悪く、ストレスを感じる機会が多い事

孤独な時間が多く、人と話をしたりせずに1日を終える日が多い事など

ストレッサーから離れるようにするように生活を変えることも

必要になってくるかもしれません。

休職・休学は休養するための時間を確保するという意味もありますが

ストレスの原因となる環境から、一時的に離れ

ストレスを受ける機会を減らす、という意味もあります。

自分が何からストレスを受けているかは自覚がある物もありますし

医師との診察でわかっていく部分もあるので

抑うつ状態を回復させるために、医療機関での受診を行って

専門家の意見と合わせて治療していくようにしましょう。

薬物治療と精神療法の2つで回復

受診の流れ3

医療機関で受診を行い、それぞれの症状の度合いを見て

適切な薬物治療精神療法を受けることができます。

1.薬物治療

抑うつ状態を解消させるため、入眠しやすくするため

イライラや焦燥感を抑えるために、薬物を使った治療を行います。

もちろん抑うつ状態を回復傾向にする力がありますが

効果が出始めるのに週単位の時間が必要であったり

人によっては相性が悪く、適した薬物をすぐに用意できなかったりします。

しかし、専門家の指導に従って決まった時間に薬を服用し

自分の判断で勝手に薬の服用をやめたりしないようにしましょう。

場合によっては副作用が強く出ることもありますが

医師の指導の下、継続して薬物治療を行う事が

抑うつ状態を回復させるのに重要なことなのです。

2.精神療法

処方された薬を飲むことで、抑うつ状態の間でも

普通に眠ることができたり、気分が悪くなったりしないという

症状を抑えることができても、原因となったストレスとの

付き合い方などのメンタルの問題を解決する必要が出てきます。

その為に認知行動療法などの精神療法を取り入れ

自分が抑うつ状態になりやすい考え方をしていないか、や

ストレスをストレスと受け取らないための価値観の形成などを行います。

これも医師と相談しながら色々な手段を試していき

少しずつでも抑うつ状態になりにくい心と体を作っていきます。