勉強の質や量が大きく変わる大学生は、生活のスタイルが一変しやすいタイミングで

この時期にうつ病にかかってしまう人も少なくはありません。

入学したてで、同時に一人暮らしを始める人は、新しい生活になじめるかどうか不安ですし

2年目3年目と慣れてきた人には、中学・高校よりも長い長期休暇の間に

生活リズムを崩しやすくなることもあるでしょう。

こんな風に、自分の生活リズムが崩れている事や、学生生活から受けるストレスのせいで

睡眠障害や抑うつ気分などの、うつ病の症状が出ていることに気付かずに

気が付いたら悪化して、うつ病になっていた、ということも考えられます。




大学生の人へ、これらはうつ病の症状の一部分です

1.睡眠障害

生活習慣

単なる寝不足だけなら、まだ若く体力があるからと割り切ることができるかもしれません。

しかし、寝付くのに30分も40分もかかり、なかなか睡眠に入ることができなくなったり

夜中に何度も目が覚めてしまったり、予定していた時間よりも早く目が覚めてしまったりと

睡眠に問題を抱えてしまう事も、うつ病の症状の一つ、睡眠障害にあたるのです。

質が高く適切な時間の睡眠がとれなければ、もちろん体力と精神を休めにくくなり

普段の生活から受けるストレスも、どんどん蓄積されやすい身体になるので

睡眠障害自体がうつ病の原因となる事にもなりかねません。

夜遅くまで飲み会で騒いでいて、帰ってきて眠りについても、生活リズムが狂い

アルコールが入っている状態なので、質の悪い睡眠になり

日中の授業中などに居眠りをしてしまうこともあるでしょう。

しかし、睡眠の習慣が崩れてしまう事で、うつ病のリスクが高まってしまう

ということは、ぜひ知っておいてもらいたいポイントなのです。

2.やる気がなく、サボリがちになる

VR3

普段から真面目で授業にも休まずに積極的に受けている人もいれば、そうでない人もいます。

常日頃から、やる気が出なかったり授業をサボったりする人は、授業に出る必要性を

感じていないから出ていない、というのが大半でしょう。

しかし、うつ病の症状として当てはまる人の多くは、真面目な人に多いのです。

周りからは真面目で優しい人、というのが突然やる気がない顔になってしまったり

授業を欠席することが多くなってしまう、ということがあるとうつ病の症状

抑うつ気分になっているのかもしれません。

真面目な人というのは、何事にも真摯にあたるので、それだけストレスを受ける機会が多く

自分の中にため込みやすいので、大学生でも社会人並に責任感を持ちながら

ストレスと戦う人もいるのです。

しかし、抱えるストレスが大きくなり、どんどん蓄積されてしまうと

やる気がなくなり、授業どころか学校にも来なくなるほどの抑うつ状態になってしまう

こともあるので、日ごろからストレス管理や解消をしっかりと行うように

意識を変えていく必要が、大学生の時期にはあるのかもしれません。

3.引きこもりがちになる

いびき3

ストレスが溜まっていくと、本能がそのストレスから逃げようとするので

次第に人付き合いが無くなっていき、引きこもりがちになるのもうつ病の症状として

考えられるものの一つです。

大学の友人になじめなかったり、勉強についていくことができなくなったり

就職活動や卒業論文の進捗状況が悪かったりと、大学生は潜在的にも

色々なところからストレスを受け続けるので、人によっては社会人の時よりも

うつ病になりやすい時期となることがあります。

一人暮らしで引きこもりがちになると、食生活や生活リズムは自分で決められるので

乱れたまま過ごしてしまうと、誰からも止められずに、どんどんうつ病になりやすい

生活習慣になってしまう事もあるので、注意が必要な症状の一つでしょう。

 

他にも、うつ病の症状として挙げられるのは

・何となく焦燥感に駆られ、イライラや不安がある

・何かがあったわけでもないのに涙が流れるようになる

・摂食障害(食欲が異常に出てきたり、なくなったりする)

・希死念慮が出てくる

といった物があるので、これらはうつ病の症状の一つ、ということを

覚えておくようにしましょう。

大学生でうつ病になる原因は多種多様

1.卒業関連

色々

大学生になったからには、卒業し学歴の一つにするのが大半の人の目的でしょう。

卒業をするためには授業に出席し、試験に合格して単位を修得する

卒業論文や卒業試験に合格するなど、勉強や課題、研究室での集まりなどが

必要となるでしょう。

しかし、このことがわかっていながらも、中々適応できない、という人もいて

単位修得がギリギリになったり、試験に合格できずに留年したり

という人もいるのが現実です。

自分の将来をより良くする学歴を身に付けることができる、できない、ということは

企業に就職したり、研究職になったりする上で重要なことなので

先に述べた必要な事柄には、必ずストレスが関わってきます。

単位が修得できるか、試験に合格できるか、そのための勉強が十分かなど

不安とも戦いながら生活していく、ということでストレスの原因となり

うつ病のリスクを高める要因ともなるのです。

2.就職活動

就活うつ無理

大学を卒業した後はひとりの社会人として収入を得て、経済的に自立するために

企業に就職して働くようになる人が大半です。

その為に必要となる就職活動が上手くいかない事からうつ病になる人もいます。

一説には7人に1人が就職活動が原因でうつ病になる、通称就活うつに

かかるという統計もある程で、身の回りの友人の中には1人はいる、という

計算になるくらいに、ストレスがかかる活動でもあります。

就職活動を企業数社受けたくらいですぐに決まる人もいれば

何十社受けてようやく最終面接まで選考を進められる、という苦労がかかる人もいます。

もちろん、後者の人にかかるストレスの方が大きく、度重なる不採用の通知が原因で

自分の人間性が否定されている気がして、ストレスがどんどん蓄積されるようになります。

面接も、学生に向かって強硬な態度をとる圧迫面接や、面接官からの理不尽な扱いなど

人によっては大きなストレスとなり、うつ病になるということも珍しくありません。

自分の就職活動の進捗状況によって、周りの人の評価などもストレスになり得ます。

十社受けて面接で選考落ちしてしまう、と悩みを抱えても、二十社、三十社受けて

内定をもらったから、それくらいで甘えるな、と言われようものなら

それだけでストレスとなり、メンタルにも悪影響を及ぼしかねません。

3.一人暮らしを始める

涙活3

一人暮らしを始めるタイミングも、大学生の時、という人が多いでしょう。

親元から離れて、自分で身の周りの世話を行い、自分で生活を作っていくのは

楽しみに思う反面、不安なこともあるでしょう。

うつ病にかかりやすい、という人は、一人暮らしを始めてから生活リズムが崩れ

栄養バランスの偏った食事になりやすく、孤独の時間が長い人です。

中学・高校と実家暮らしだった人は、何時までには帰ってこい、というように

門限を設ける家庭がありますが、大学生で一人暮らしともなると、そのリズムは

自分で調整するようになるでしょう。

遅くまで起きて友人と遊んだり、パソコンやスマートフォンでゲームをしたりしても

自由であることは違いがありませんが、睡眠障害の原因になるので

できるだけ避けるようにしたい習慣です。

食事も栄養バランスがとれなければ、風邪をひきやすくなったり、腹痛が多くなったりと

身体の不調から来るストレスが増えますし、うつ病を防ぐための脳内物質の原料となる

たんぱく質が不足した食習慣になったりと、ここにもうつ病のリスクを

高めるポイントが潜んでいるのです。

また、人は誰かとコミュニケーションをとることでも、ストレス解消をすることができる

生き物ですが、ずっと孤独で口を開く回数が少ない生活を送ることは

脳をあまり使わない生活でもあるし、ストレスがたまりやすい生活なので

できるだけ避けたい生活習慣でもあります。

大学生がうつ病体質を克服するために重要なこと

体温2

ストレスを減らすことと、生活習慣を改善し、ストレス耐性の高い体質に切り替える

これらはうつ病を治す基本的な考え方でもありますが

大学生に向けて伝えたいと思うのは、仲間を作る事です。

同じ境遇にいる人というのは、自分とは違う価値観を持ちながらも、同じ感情を

持つ機会が多く、学べることが多い人でもあるからです。

それに、良好関係を築けるのであれば、話し相手になるだけでもストレス解消になりますし

一緒に問題解決に向かってくれることもあるでしょう。

人ひとりの力には限界がありますが、数人集まるだけでそれは単に足し算にはならずに

一つのコミュニティとしての力を持つ事になるので、良いストレス発散の場になるだけでなく

良い大学生活を送るためのきっかけにもなります。

毎日が生き生きとして、楽しい大学生活を送ることができれば、その人は自然と

うつ病から遠ざかる人間になるのは、誰から見ても明らかと思えませんか。