就職活動を縮めて就活と呼ばれるのが普通になってきた現代社会で

就活のストレスのためにうつ病になってしまう、俗に就活うつと呼ばれる状態に

なる人が少なからず出てきているようです。

就活が1社で終わった、希望の企業に内定をもらう事が出来たという人もいれば

中々内定が出ずにストレスを受け続けてしまっている人もいます。

自分は学生の時に頑張ってきて、何か成果を上げた人間でもないし

何か普通の人にはない力があるわけでもない、と考えてしまう事もあるかもしれません。

しかし、ストレスを受け続けることによって思考の方向が狂ってしまい

悲観的な考え方に固まってしまう事は避けるようにしたいところです。




自分は就活うつの症状が出ていないかチェック

うつ病チェック

就活うつとはいえ、うつ病の一種なので、出てくる症状は

従来のうつ病と似ているものが多くあります。

 

1.なかなか寝付くことができず、途中で目が覚めたり、寝覚めが悪い

2.特に朝起きた時が一番憂鬱な気分で、起きるのも苦労がかかる

3.極端に食欲が増えた、または食欲が無くなった

4.朝は特にやる気が出ずに身体が重く、夕方になってくると幾分かましになる

5.勉強やアルバイトに集中することができなくなってきている

6.文字を何度も読み返さないと頭に入ってこない

7.夜遅くまで起き続け、パソコンやスマートフォンの画面をよく見ている

8.真面目・完璧主義・几帳面・自尊心が強いなどの特徴がある

9.就活が上手くいかない事に対して他人よりも不安やストレスを感じる

10.自分は社会に必要とされていない人間と自覚がある

 

このチェックリストには、うつ病の症状と、就活うつになりやすい特徴が含まれています。

何個あてはまれば、就活うつであると診断することはできませんが

当然当てはまる数が多ければ多いほど、悪い傾向にあるということは間違いありません。

就活うつの症状とは

職場4

チェックリストの中でも触れているように、うつ病の症状と同じものがいくつかあります。

 

・抑うつ気分(やる気が起きない、なんとなく憂鬱、落ち込んでいる)

・睡眠障害(入眠しづらい、睡眠時間が短い、睡眠が浅い、途中覚醒など)

・摂食障害(食欲が極端に増す・無くなる、それによる急激な体重の変化)

・脳の処理能力の低下(文字を読んでも理解しにくい、勉強や仕事がはかどらない)

・常に焦りを感じていたり、イライラしたりする

・頭痛や腹痛、腰痛(心因性によるもの)

・朝に布団・ベッドから起き上がることができない

 

といった症状が就活うつの症状としても考えることができます。

就活が始まってからこのような症状が出てきたという人は

就活うつによる症状が発生している場合があるので

原因となる就活からのストレスを上手く対処する必要が出てきます。

就職活動で就活うつを発症してしまうのはなぜか

仮面3

就職活動によって就活うつを発症する、というのは理由として十分です。

就職活動が上手くいっている人、すぐに終わってしまうという人は

今後の生活の見通しが立っていることから、安心して日々を送ることが

できるようになるのは当然のことです。

しかし、就職活動がうまくいっていない人、どこの企業からもまだ内定を

もらっていない人、というのは2つのストレスがかかっています。

1つは、今後の生活を送る上で安定した見通しが立っていない事からの

自分の将来への不安や、周囲の評価で

もう1つは、就職活動自体から受けるストレスです。

日本では、高校か大学を卒業したら、企業に入社して社会人として

収入を得ながら生活していく、というのが一般的な生活モデルとして

根強く国民に染みついています。

その生活モデルに沿って生活を送れないとなると、自分ははみ出し者で

安定した生活を送ることもできず、周りから疎外されてしまう身分と

勘違いしてしまう人も少なからずいるでしょう。

自分で収入を得て生活をしていないと、社会では一人の人間として

見られないのでは、と考えてしまう事というのは

将来の不安と自分の身の周りの人の評価や目による

ストレスを受け続ける、ストレッサー(ストレスの原因)になるのに

十分な力があります。

また、就職活動を行っている間というのは

自分は企業に必要とされる人材で、入社したいという意思表示を

常に継続していく、という活動を行っているものです。

しかし、就職活動がうまくいかずに不採用が連続して起こってしまうと

自分は社会からは必要とされていない人間なのだ、と

考えてしまってもおかしくない事態になります。

採用にならなければ、履歴書を書いたことも、事前に受け答えを準備したことも

リクルートスーツを用意し、身だしなみを整えたことも

入社したい企業に対する業界研究や特徴を勉強したことも

全て無駄な事になっている、と考えやすくなっているのです。

就職活動が上手くいかないこと自体にも、ストレッサーとしての

大きな力があり、2つのストレッサーが原因で就活うつ

うつ病を発症することは、全くもって不思議なことではないのです。

就活うつは甘えと言われることもあるが、そうではない

禁句2

自分は何十社もの企業に応募し、選考に残ったりもするが内定には届かない

という一言を口にしてしまえば、自分はもっと応募して内定ももらった

お前は甘えているだけだ、というのはちょっとおかしいと思います。

内定をもらった人もいれば、もらえなかった人と言うのも間違いなくいます。

内定を取れなかった人は先述の2つのストレスを受けてしまう事になり

これが継続していくと、普段正常な時の、元気な時の思考を行いにくくなります。

もっと平たく言えば、ネガティブ思考、マイナス思考になりやすい状態です。

この状態が続けば、人からは甘えていると捉えられがちな言葉も多くなりますし

ストレスが蓄積され続け、就活うつを発症してしまうことにもなりかねません。

就職活動が上手くいかない事からストレスが溜まっていくと

普通の考え方ができなくなり、周りから甘えだと、もっと頑張れると

言われてしまうと、素直に受け取ってしまう状態になってしまいます。

自分はただ甘えているだけなんだ、と考える前に

就職活動から受けるストレスを発散したり

ストレスを減らす対策を講じたりすることで、正常な考え方を

いつでもできるようにしましょう。

ストレスへの耐性を高めたり、すぐに発散できるようにすることで

甘えととられる発言も考え方も少なくなり

就職活動により集中することが可能となるでしょう。

就活うつにならないためにも、ストレスはその日のうちに発散

きっかけ4

良いストレスと判断できるものは、そのままにしても良いですが

就職活動で受けたストレスも含めて、悪いストレスはその日のうちに

取り除くようにするのが、正常な考え方を保つためのコツであり

就活うつを防ぐための対策でもあります。

同じ大学で就職活動を頑張っている仲間と話をしたり

美味しい物を食べたり、友人を誘って飲みに行ったり

スポーツなどで身体を動かしたり、お風呂に入ってたっぷり睡眠をとったりなど

その都度、ストレス解消のための活動をするのがポイントです。

就職活動がうまくいかない事が原因で、ネガティブな考え方が染みつき

不採用の連鎖で就活うつになってしまうよりは、その都度ストレスを

発散させながら、できるだけ精神的にも元気な状態を

保ち続けるようにしましょう。

就活うつにならないための対策とは

睡眠2

就活うつにならないための対策として考えられるのは主に2つです。

1つは、就職活動を滞りなく続けられるようになり、内定を得て安心する事。

もう1つは、就職活動を継続する上で発生するストレスを上手に対処する事です。

大学生には就職支援を行うサポートセンターのような施設が備わっていますし

既卒の求職者などにはハローワークやジョブカフェなどの

就職活動を支援する機関があるので、上手く利用しましょう。

就職活動を行う上で必要な心構えやスキル、自分の長所短所などを

一緒に考えてくれたり、アドバイスしてくれる専門家なので

就職活動をスムーズに行うためのプラスの要因になることには

間違いがないでしょう。

もう1つのストレスへの対処法として挙げられるのは

従来のうつ病と同じで、生活習慣の見直しです。

食事から得られる栄養を過不足なく摂取できていれば

ストレス耐性を高めるのに必要で、メンタルを安定させる

脳内物質を正常に分泌させることも可能になりますし

睡眠の質を下げずに時間も適正に保つようにすれば

心身共に回復させ、元気な状態で活動することができます。

運動自体も、肉体を疲労させ睡眠の質を高めるだけでなく

ストレスの解消効果もありますし、入浴もシャワーではなく

身体ごと浸かるようにすれば回復効果もリラックス効果も得られます。

逆に、睡眠不足や偏った栄養バランスの食事

運動不足やアルコールやたばこなど、生活習慣が乱れる要素が

多くある生活を続けていると、ストレスへの耐性を高めるどころか

余計なストレスも蓄積されてしまいかねません。

就職活動を行っている間は生活習慣を見直し、適当なものにすることで

就活うつを防ぎ、活動のパフォーマンスを高められると考えましょう。

相談することで別の考え方を取り入れ、刺激にする

特徴

就職活動を継続している時に、不採用の通知が連続して来たり

面接で自分の思っていることを伝えきれずにもやもやしたりと

ストレスを抱える場面というのは、日常よりもはるかに多くなります。

そうなると、ストレスが蓄積されていき、ネガティブな思考になりがちですが

そんな時は周りの人と話をしてみたり、悩みを相談してみましょう。

自分がストレスを蓄積させて考え方が偏っている時には

普段通りに正常に物事をがんが得づらくなっているので、周りの人に

意見を聞いてみたり、違う考え方に触れることで脳に良い刺激となります。

一緒に就職活動を頑張っている仲間でもいいのですが

この時はできるだけ自分の身近でストレスとの付き合いが長い両親や

先生、サポートセンターの人たちと話してみることをお勧めします。

公平な第三者の目線で味方をしてくれるカウンセリング

休職復職

両親が全面的に応援をしてくれる人であれば、両親と相談するのも手ですが

全員が全員味方をしてくれるような考え方、ではない家庭もあるようです。

就活の進捗について激しく追及してきて、自分の子供の将来を

コントロールし、自分勝手な子供の幸福や価値観を押し付ける両親もいます。

公平な第三者の目線で、かつ就職活動の応援をしてくれるカウンセリングは

特にこのような人たちに役立つ専門家と言えるでしょう。

大学のサポートセンターでもハローワークのジョブカフェでも

就職活動をスムーズに行えるように手助けしてくれますし

就活うつにならないためのストレスへの付き合い方というのも

一緒に探してくれるでしょう。

就職活動を円滑に進めやすくなる、悩みを打ち明けてストレスを解消したり

対処する術を身に付けたりと、2つの面で役立つカウンセリングを

利用するのも、就活うつを防ぐ上で重要な手段の一つです。

就活の失敗=人生の失敗と決めつける前に

職場環境とうつ病2

高校や大学を卒業した後は、企業に就職して経済面でも環境面でも

独り立ちしなければならない、と考えている人が大半なのが今の日本です。

しかし、就活の失敗がそのまま人生の失敗なのでしょうか。

うつ病にかかってしまい、健康な時の考え方ができない時、というのは

物事をマイナスの方向に考えてしまいがちな状態になりやすいものです。

確かに、収入面で独り立ちし、自分で生活の基盤を作っていくのは

立派なことでしょうが、それができないからと言ってそのまま

人生の失敗としてしまうのは、早計かと私は思います。

私は仕事で収入を得られずにいることが失敗、ではなく

生きていられない状況を作ってしまうのが失敗、と考えています。

もっと極端に言えば、生きていくのに必要なのは収入ではなく

食べ物である、食べてさえいれば明日も生きていけるということです。

何を持って失敗とするかは、人によって価値観が異なるので

一概に線引きすることはできませんが、そんなに肩肘を張らなくても

食べ物を食べて生きていけるのであれば、それでいいのではないでしょうか。

こり固まった考え方をもう少し柔軟にして、失敗を憎んでストレスにせずに

もっと気楽に生きられるようにしていきましょう。

就活うつもこの柔軟な考え方を取り入れることで、ストレスを緩和することが

できるかもしれませんし、うつ病にならないためにもリラックスした

考え方が役に立つことでしょう。

就活うつと新卒

就活うつ無理2

就活うつは新卒の人でもなる、というよりは大半が新卒の人と考えています。

就職活動を行っている人でうつ病になる人は、統計でみると7人に1人

珍しくはなく、探してみれば周りに1人はいるのでは、というところです。

アルバイトの経験がある人でも、社会人としての目線を持っている人と

比べたときに、ストレスへの対処能力や妥協、理不尽なことを飲み込む度量など

就活生と社会人では大きく差があります。

就活生と言えども、周りから受けるイメージやインターネットの情報で

社会がどのような場であるのかは、頭で理解をしていても

実際理不尽な事柄に直面した時に、中々許容しにくい物でしょう。

大学生までは感性が純粋である事、社会人と比べた時の身分の差などが

理不尽な事柄へのストレスを感じる要因となるでしょう。

だからこそ、新卒の人たちには就職活動を頑張るだけではなく

ストレスとの上手な付き合い方や耐性を高める生活習慣を

身に付けるべきだと私は思います。

就活を終えて就職活動からストレスを感じる事は無くなっても

社会人としての生活を送っていくことで蓄積されるストレスで

うつ病になるリスクは誰にでもあるので、うつ病を防ぐ上でも

新卒の人にはストレスへ対処する力を身に付けてほしいものです。

就活うつと既卒

就活うつ無理

日本では就職活動に失敗した人や、一度就職したものの

すぐに退職してしまった人には、それほど優しい目を向けることはありません。

レールから外れてしまうと、人生の負け組、と表現されることもあります。

そのため、周りからの目を気にするあまりストレスを感じる人もいるでしょうが

マイナス思考になり過ぎるのも、就活うつを引き起こす原因になりかねません。

先述しましたが、何を持って失敗とするのかは人によって異なります。

ハンデを背負って就職活動を行い、社会人として働くことが成功と考える人もいれば

とりあえず生きていくことを目標に色々と道を模索して

自分の人生をどうやって豊かにしていくか、と考える人もいます。

しかしここで大事なのは、成功と失敗を100か0か、〇か×で考えるのではなく

総合的に考えることです。

全か無か思考はうつ病になりやすい人の特徴として挙げられますし

就職活動を行っていく上でもストレスを増大させやすい性格の一つです。

新卒の人も、既卒の人も肩肘張らずにもうすこし気楽に構えて

ストレスと付き合っていくことが、就職活動を上手く進めるきっかけになるかもしれませんし

就活うつを防ぐ考え方にもなるでしょう。