カフェインが多く含まれているコーヒーエナジードリンク

飲んで集中力を高めたり、眠気覚ましをしようとする人が

いると思いますが、うつ病の人は特にカフェインの管理に

気を配るようにしましょう。

カフェインには確かに仕事や勉強のパフォーマンスを

向上させる効果が期待できますが、過剰摂取してしまうと

うつ病の症状を悪化させかねません。

うつ病にかかってしまった人は摂取を控え

カフェインレスの飲み物に切り替えるようにしましょう。




人間の体とカフェインの関係

缶コーヒー栄養ドリンクカフェインの錠剤などを

飲むことで、自律神経の交感神経を刺激することができます。

カフェインを摂取することで交感神経を刺激し

脳内物質のアドレナリンを放出させることができます。

アドレナリンが放出されると、覚醒作用を得ることができ

集中力を高め、体を俊敏に動かしやすくなります。

交感神経を刺激することによって、一時的に元気な状態

活動するのに適した状態にすることができるために

カフェインの摂取は仕事をする人や勉強をする人に好ましいと

考えることもできます。

しかし、カフェインの摂取で交感神経を刺激することは

エネルギーを出しやすい、消費しやすい状態にする、と

考えることもできます。

カフェインの摂取によって活力が得られることは得られますが

その後は疲れやすい状態になってしまいやすくなります。

うつ病の人はカフェインに特に注意

カフェインの摂取によってエネルギーが消費されやすい状態に

うつ病の人がなってしまうと危険です。

うつ病は脳の病気で、脳が全身に休息の信号を

出している状態ともいえます。

精神的にも肉体的にも疲労が蓄積されている状態で

回復させるために抑うつ状態などの症状が表れているのです。

そこへカフェインの摂取を行い、半強制的に交感神経

刺激し、エネルギーを消費しやすい状態にしてしまうと

うつ病の回復のためのエネルギーまで消費してしまうため

うつ病の治りが遅くなってしまいがちになります。

うつ病によって、体に残されていないはずのエネルギーを

カフェインの摂取によって搾り出してしまう図式になるため

うつ病の人はますます症状を悪化させないように

カフェインの摂取には十分な注意しましょう。

カフェインの依存症

カフェインにはアドレナリンを放出させ、交感神経優位に

することで集中力を高める効果が得られますが

カフェインの摂取を継続させることで

身体が耐性を高めてしまい効果が薄くなってきます。

効果が得られなくなってくると自然とカフェインの摂取量が

増えやすくなり、依存症を抱えてしまいやすくなります。

カフェインの多量の摂取により、依存症を抱えてしまうと

交感神経を必要以上に優位にしてしまい、自律神経失調症などの

症状のリスクを高めてしまうと同時に

うつ病のリスクも高まってしまいます。

カフェインの摂取量を減らし、依存症のリスクを下げるためには

一気に減らすのではなく、少しずつ摂取量を減らしましょう。

一気に減らしてしまうと、カフェイン離脱症状が強く出て

体調を悪化させてしまう原因になるからです。

カフェインの摂取による症状

カフェインを摂取するとさまざまな症状が表れます。

カフェインの基本的な作用である、覚醒作用による不眠症

交感神経が刺激されることが要因でイライラしやすくなるなどの

症状が表れるのは至極当然のことです。

加えて、アドレナリンを放出することでセロトニンの働きを

邪魔してしまうという症状がカフェインにはあります。

セロトニンはメンタルを安定させ、ストレスへの耐性を高めたり

リラックスしやすくなったり、幸福感を感じさせるため

うつ病の人には重要な脳内物質のひとつです。

カフェインの摂取によってセロトニンの働きを阻害してしまうと

メンタルが不安定になり、うつ病の症状である抑うつ状態の

リスクを高めたり悪化させたりすることになります。

また、カフェインを摂取すると、アドレナリン

身体のブドウ糖を分泌しやすくし、血糖値を高めます。

血糖値が高まることで空腹感が少なくなり、食欲がわきにくく

なってしまうため、うつ病の人は回復のために必要な

栄養が摂りにくい状態になります。

他にもカフェインの摂取によって起こされる副作用には

筋肉の痙攣や疲れやすさ、頭痛やめまい

利尿作用などが考えられます。

カフェインがうつ病の人に特に注意が必要な理由

カフェインの摂取によってさまざまな症状が表れることは

先述しましたが、うつ病の人に特に注意が必要な症状があります。

1.睡眠障害

カフェインの効果は摂取してから30分で表れ

その後は6時間程度持続し、身体から抜けていく、と

言われていますが、これには個人差があります。

人によってはカフェインを摂取してから8時間から14時間程度

その効果が持続する、という人もいます。

そのため、寝る前にだけカフェインの摂取を避ければ良い

というわけにも行かない人というのが一定数います。

カフェインの効果である覚醒作用が14時間継続する人が

昼ごろにコーヒーを飲んだとしても、寝る前まで覚醒作用が

働くために、入眠しづらく睡眠障害を抱えてしまう

可能性も考えられてしまうのです。

うつ病の人が朝だけコーヒーを飲むようにしていても

睡眠障害を悪化させ、余計にうつ病の回復を滞らせている

ということもありえてしまうのです。

2.腸内環境を悪くする可能性

カフェインの摂取によって消化器官に刺激を与え

蠕動運動を促す、という効果も実は得られます。

カフェインが含まれたコーヒーなどを飲むことによって

便秘を改善させる効果も期待できるのです。

しかし、摂取量が多くなってしまうと消化器官への負担が

大きくなってしまうことから、頻尿や下痢などの症状が

出てきてしまうことがあります。

カフェインには利尿作用もあるため、体内の水分が

少なくなり、便が硬くなるなど腸に負担をかけることもあります。

このような症状が表れると、腸内環境が悪くなり

貯蔵されているセロトニンなどの脳内物質の働きが

鈍くなってしまうことから、うつ病の回復が

遅くなることも考えられます。

3.抗うつ薬の働きを阻害する

抗うつ薬を服用して、セロトニンなどの脳内物質の働きを

適正にすることで、うつ病を回復させることができます。

しかし、カフェインの摂取によってアドレナリンが放出されると

抗うつ薬本来の働きを邪魔してしまうことになります。

セロトニンを分泌させて、うつ病の人のメンタルを安定させようと

しているにもかかわらず、カフェインを摂取してしまうと

抗うつ薬の正しい効果が得られにくくなることから

カフェインの摂取を控えるように医師から

伝えられることが十分にあります。

カフェインが多く含まれる飲み物

カフェインが含まれる飲み物として代表的なコーヒーコーラ

エナジードリンク栄養ドリンクココアなどは特に

摂取量に気をつけるようにしましょう。

人によってカフェイン中毒依存症になる摂取量の目安は

異なりますが、1日のカフェイン摂取量を50mg程度に

留めておくようにすれば、健康な人は大丈夫でしょう。

コーヒーで換算すれば1日に1~2杯程度です。

うつ病の人はカフェインが含まれた飲み物は基本的に控え

飲んでも良いかどうかは医師に相談するようにしましょう。