余り身近なビタミンとは言いにくいビタミンDもうつ病を予防する効果があるようです。

粘膜の状態を正常にしウイルスから身体を守るビタミンAや免疫力を高めるビタミンC

などと比べると、カルシウムが骨に沈着するのをサポートするビタミンD

どちらかと言えば地味な部類になるでしょう。

しかし、はっきりとした証拠がないもののビタミンDがうつ病予防に役立つという

データが現れる実験が数々にあるようです。

ちなみにビタミンDを摂取するには、きのこ類や鮭がおすすめです。




ビタミンDについてわかっていること

ビタミンD

実はビタミンDは食べ物から摂取する以外にも、太陽光を浴びることで人間の体内で

合成されるビタミンであることをご存知でしょうか。

ビタミンDは別名太陽ビタミンとも呼ばれ、うつ病を防ぐ上で重要な働きをする

セロトニンの分泌を促進させる効果があります。

食事からの摂取、太陽光を浴びない事でビタミンDが不足する状態になると

骨にカルシウムが沈着しにくくなる事から、骨や筋肉の痛みの原因となります。

それ以外にも、データとしてわかっていることが次の通りです。

1.ビタミンDが少ない=うつ病のリスクが高い

普段からビタミンDの摂取、合成が多い人とそうでない人をグループ化し比較した時に

後者のグループの方が前者のグループより3割程うつ病のリスクが高まる、という

研究データが海外の研究で明らかになっています。

データによってはビタミンDが少ない人は多い人に比べてうつ病リスクが2倍近く高まる

という結果にもなり得るという見解もあります。

ビタミンDの摂取が十分で、血中のビタミンDの濃度が高ければ

それだけうつ病のリスクを抑えられる、ということがデータ上ではわかっています。

2.脳の損傷を防ぐ

動物を使った実験では、ビタミンDを多く含んだエサと、ビタミンDが少ないエサを

与え続け、経過を観察すると、後者の方では脳にたんぱく質が多く発生し

脳の活動を阻害しやすい状態になっている、という研究結果もあります。

脳にたんぱく質、というのはおそらくβアミロイドという物質のことで

脳に沈着することで脳機能を衰えさせてしまう事で、アルツハイマー型の認知症の

原因ともなると考えられているものです。

もちろん、脳の病気であるうつ病にもβアミロイドの発生はマイナスの要因になるので

ビタミンDを普段から摂取することで、βアミロイドの発生を防ぐ、というのは

うつ病の予防にもなります。

しかし、これら2つに言えることはビタミンDがどのように作用して

うつ病を防ぐ効果がある、と判断できる明確な理由がない、というのが現状です。

特に冬季うつの改善効果が高い

冬季うつ

日照時間が減り、外気温が低下することから外での活動量が減る冬の間は

冬季うつにかかるリスクが高まります。

食事から十分なビタミンDの摂取が無ければ、日光を浴びることで分泌させる

セロトニンの分泌量が減少し、メンタルに悪影響を与えることからうつ病のリスクを

高める結果となってしまいます。

セロトニンは睡眠ホルモンメラトニンの分泌にも関わっていて、日中に十分な

セロトニンを分泌させないと、メラトニンの分泌も減少することから

睡眠のせい津が下がってしまう事でもうつ病の要因になり得ます。

その為、ビタミンDを摂取してセロトニンの分泌を促進させることで

うつ病の予防が可能になりますが、特に効果が表れるのは

外気温が下がり日照時間が短くなる冬の間に起こる冬季うつに対してなのです。