身体を動かして仕事をする肉体労働者と反対に考えられるデスクワーク主体の仕事を

継続していることが、うつ病のリスクを引き上げます。

出社してから退社するまで、椅子に座ってパソコンと向き合う時間が長ければ

それだけの間筋肉は硬直しやすくなったり、眼精疲労を起こしたりします。

これらの症候群を、デスクワークシンドロームと呼びますが

これが原因でうつ病になる人も少なくないようです。




デスクワークが引き起こすうつ病リスク増の要因

デスクワーク

1.筋肉の凝り固まり

デスクワークで椅子に座っている状態は、運動を行っていない静止した状態が

長く続くので、使われていない筋肉は硬直していき、凝り固まるようになります。

デスクワーク主体の仕事をしている人が

肩や腰を固くしてしまうのも筋肉の硬直が原因です。

筋肉が硬直していると、血液の循環が悪くなるので、全身の隅々まで血液が送られにくくなり

手足などの身体の末端から冷えていき、体温が低下してしまいます。

体温の低下は、免疫力の低下を招いたり、血液が送られないことで脳への血流量も

減少することから、脳が正常に働きにくくなり

処理能力の低下やストレス耐性の劣化などを招いてしまいます。

2.特に首の凝りがうつ病のリスクを上げる

肩や腰の凝りも、血液循環の妨げになったり、身体症状がストレスになりますが

うつ病のリスクを上げる要因として重要な身体の部位は首です。

首のあたりは自律神経の調整を行う器官が集中しているため、首の凝り固まりが原因で

交感神経副交感神経のON/OFFが正常に行われにくくなります。

そのため、後述する眼精疲労から来る交感神経の昂りや、眠る時に活性化するはずの

副交感神経に上手く切り替わらないなどの事態を招いてしまい

ストレスも疲労も蓄積されやすい身体になり、うつ病を発症しやすくしてしまいます。

首の凝りは長時間パソコンの画面を見るなどの、視線を下げる状態が継続されることなどから

首の骨が正常なアーチを描かずに、まっすぐな状態になる

ストレートネックを引き起こす原因にもなります。

ストレートネックの状態が続いたことで、頚筋性うつ病という

うつ病の発症のリスクを高めてしまうのです。

3.運動を行う時間が少ない

長時間デスクワークを行う=運動する時間が短くなるというのは想像できるかと思います。

運動によるエネルギーの消費が少なければ、食べる量も調整しなければならないのですが

デスクワークもストレスが伴う仕事が多く、ストレス解消のために食べ過ぎてしまう

ということも考えられます。

当然、消費カロリーを摂取カロリーが上回れば、脂肪として身体に蓄積していき

生活習慣病の原因になることも考えられますが、過食気味に食べる状態が続くことも

うつ病のリスクを引き上げる要因になります。

過食によって血糖値の乱高下が行われれば、血液がどろどろな状態になり

脳の血管や細胞にダメージを与えることから、脳の機能が徐々に低下していき

うつ病の発症のリスクを高めてしまうのです。

デスクワークが主体で1日の消費カロリーはどれくらいかを把握した上で

食事の量を調整することが必要になるでしょう。

4.眼精疲労やブルーライト

パソコンの画面を見る機会が多いデスクワークの場合、当然パソコンから発せられる

画面の光やブルーライトを常に浴びている状態が続きます。

長時間の使用になれば、眼精疲労を起こす原因になり、目の痛みを引き起こします。

身体の器官の中でも痛みを伴うと大きなストレスを抱えるのは、目の痛みも影響力があり

継続した眼精疲労はうつ病の原因にもなりかねません。

ブルーライトは眼精疲労の原因にもなると同時に、交感神経を刺激する要因にもなります。

人間は本来太陽の光と共にした生活リズムを刻んでいて、人間の歴史からすると

ほんの一旦である今の夜でも電気の光で明るい、という状態に身体が適応していません。

そのため、ブルーライトでも太陽光と身体が勘違いすることで

交感神経を活発にしてしまいます。

そのため、デスクワークを終えた後に、眠りにつこうとしても交感神経が活発な状態が

継続しているため、布団の中に入っても中々入眠状態になりづらくなります。

睡眠は人間の身体をメンテナンスする時間、回復する時間で心身ともに癒されるものですが

睡眠が正常に行えない状態、睡眠障害からうつ病になるデスクワーカーも多くいます。