うつ病の人は、抑うつ状態や睡眠障害と同時に過食症を抱える人が多くいます。

過食症は読んで字のごとく、自分の限界を超えて食べ物を食べようとしてしまう状態で

体重増加、肥満化、生活習慣病の原因にもなる悪習慣の一つとも言えます。

しかし、うつ病の人が過食症になるのは身体の防衛本能の一種と言えるでしょう。

この記事で、過食とその予防・解決法について知って今後の参考にしてみてください。




うつ病の人は神経伝達物質が不足しているから過食になる

血糖値

うつ病の人もそうでない人も、外部からストレスが加わると脳の機能が低下し

神経伝達物質も分泌されにくくなります。

その為に、イライラ・ムカつきの状態になり興奮状態、攻撃モードになりやすく

ストレスが溜まりやすい状態になります。

ストレスが溜まっていく状態は身体には有害なので

人は色々な方法でストレスを解消させようとします。

ストレス解消の活動を行っている間は、ドーパミンセロトニンといった

精神を落ち着ける神経伝達物質が分泌されますが

この神経伝達物質を増やす原料の一つとなるのが炭水化物です。

ごはんやパン、お菓子など炭水化物を豊富に含んだ食べ物を食べると

快楽を感じさせるドーパミンという神経伝達物質が分泌されやすくなります。

皆さんも、チョコレートやケーキなど甘いお菓子を食べた後は幸福感を感じませんか?

その幸福感は脳でドーパミンが分泌され始め、幸福感を高めているからなのです。

うつ病の人は絶えずストレスを抱えている状態と言っても過言ではなく

常に神経伝達物質が不足しがちな状態になるので、食べることによってドーパミンを分泌し

ストレスを解消させようとする人が、過食症になりやすい人と言えます。

食事がストレスの解消と神経伝達物質の原料入手の手段、となることは

身体をストレスから守ろうとする反応みたいなもので

うつ病の人が過食症になるのはある意味一種の防衛本能と言えるわけです。

しかし過食症が身体に良いワケがない

咀嚼

当然、「摂取カロリー>消費カロリー」になれば、食事から得たエネルギーは

脂肪となって身体に蓄積され、体重が増え、肥満傾向になります。

こうなるとメタボリック・シンドロームの状態になりやすく生活習慣病を始めとした

様々な病気にかかるリスクを引き上げてしまいます。

うつ病の人で身体を動かすこともできずに、ただごはんやおやつはたくさん食べるという人は

普通の人よりも更に病気になるリスクが高いと言えるでしょう。

特に炭水化物を中心とした食事を続けていると、血糖値が乱高下しやすくなります。

炭水化物をたくさん摂る→血糖値が急激に上がる→血糖値を抑えるためにインスリンが大量に

分泌される→今度は血糖値が急激に下がる→空腹状態になりやすくなり、イライラする

というパターンに陥りやすくなるので、過食症で炭水化物を中心とした食事の人は

より、危険な状態と言わざる問えません。

様々な視点での防止・解決策

家族が3

1.同じ炭水化物でもGI値の低い食べ物を

最初から炭水化物を減らし、食事の量を見直すと言っても

うつ病の人にとって過食状態は一種の防衛本能ということは説明しました。

食事制限を設けることでストレスを減らしにくくしてしまう前に

カロリーはともかくまずは食べるものを変え始めるくらいの

比較的簡単なところからの改善が必要な人もいるかもしれません。

食べ物には食べ物が体内に吸収されてどれくらいの速さで

血糖値が上がるかを表したGI値という数値があります。

このGI値が高ければ早く血糖値が上がり、低ければ血糖値が緩やかに上昇するもので

GI値が高い食べ物から低い食べ物に切り替えることで

身体の負担を減らしたり、血糖値の乱高下を防ぐことができます。

GI値が高いごはんよりも、玄米やライ麦パン、ケーキやドーナツよりも、バナナやヨーグルト

食品ごとに決められているGI値を参考に食べ物を見直すだけでも

食べ過ぎを防いだり、満腹感が得られるようになるなどメリットは大いにあります。

2.神経伝達物質を増やすのは糖質だけではない

何も炭水化物や糖質だけが神経伝達物質を増やすのに有効な栄養というわけではありません。

オメガ3脂肪酸をふくんだ魚や、セロトニンの原料になるアミノ酸のトリプトファン

多く含んだお肉や乳製品、それにビタミン・ミネラルのバランスのとれた食べ物を

食事に取り入れることで、神経伝達物質の分泌を増やし、うつ病の人の脳も元気になります。

炭水化物や糖質は食べてすぐに幸福感を得られるので、即効性に優れることは確かですが

先に述べた負のパターンに陥る事が考えられるので

根本的な解決にはならないという認識が必要です。

3.食べ方にも気を付ける

良く噛んで食べることで満腹中枢を刺激し、満足感を得やすくすることや

1日に3回の食事にすることで空腹状態をあまり作らないようにするなどの

基本的な食習慣ができているかどうかを見直すことも必要です。

また、食物繊維→たんぱく質→炭水化物と食べ方を工夫し、血糖値を上げにくくする

食べ方なども身に付けるようにすると、過食症の改善に役立つでしょう。

4.食事以外にも神経伝達物質を増やしたりストレスを解消する習慣を

食事以外にも運動や太陽光を浴びる事、シャワー浴ではなく浴槽に浸かる入浴など

ストレスを減らし、リラックスできる状態を作ることでも

神経伝達物質の分泌を促進させるものがあります。

過食症を防ぐためにも、うつ病の症状を抑えるためにも、良い生活習慣を取り入れることが

心身の健康を作り上げるのではないでしょうか。

番外:私独自の過食症回避術

これは、うつ病を改善させたり、過食症の予防に効果があると実証されているものではなく

私個人が食べ過ぎを防ぐときにやる習慣なので、あくまで参考程度に見てください。

必要なのは清涼感を得るためのフリスクなどのタブレットとよく冷えた炭酸水です。

タブレットを口に含み、口の中で溶かした後に炭酸水を飲むようにすると

口の中に相当な刺激味が広がり、スッキリしたりスースーした気分になります。

食欲も一時的に忘れることができますし、その後食べ物を食べてもタブレットの味が

口の中に残っているので、味もそれほど感じられないので食事が楽しくありません(笑)

過食を防ぐためには、炭酸水だけでも、タブレットだけでも効果はありますが

この2つを同時に使うことで私はいつも過食を防ぐようにしていました。