食後や和菓子と合わせて飲む機会が多い緑茶は、カテキンカフェインなど

脂肪燃焼を助ける成分を含んでいることから、特保の飲料にも使われる飲み物です。

緑茶を飲む習慣が身についている人は、緑茶を普段から飲まない人に比べると

うつ病のリスクが少ないという研究結果が出たことから、緑茶にもうつ病のリスクを

下げる働きがあると、注目されています。




緑茶の旨味成分テアニンに注目

緑茶

緑茶がうつ病のリスクを下げると期待されている背景には、緑茶の甘みや旨味の成分

テアニンという成分がうつ病の症状を抑制する効果があることにあります。

1.GABAの生成をサポートするテアニン

テアニンには人間の体内で生成されるGABAという睡眠の質を高める物質の分泌を

サポートする作用があるので、睡眠の効果を高める作用があると言えます。

人間の身体は外部からストレスを受けたときに興奮状態となり、ストレスに対抗しようと

働きますが、その際に分泌されるグルタミン酸が産生されると

目が冴えた状態が続き眠りにくい状態になります。

このグルタミンの産生を抑制するのがGABAですが、GABAは睡眠時に分泌されるもので

ストレスを抱えた状態では分泌量が減少します。

この分泌量を向上させ、GABAの生成を助けるのがテアニンです。

うつ病の人がストレスを受けた状態でもGABAの分泌効率を向上させるテアニン

緑茶から摂取すれば、睡眠の質を高めることができる、ということです。

2.カフェインが睡眠を阻害させるのでは?

緑茶にはカフェインが含まれており、覚醒作用をもたらすことは有名です。

そのため、テアニン緑茶から摂取してもカフェインが入眠効果を下げたり

眠っている間に目を覚ます中途覚醒を引き起こすのでは、と考える人もいるでしょう。

カフェインが睡眠を阻害させるだろう、と考えられている摂取量は

1日150mg程度と考えられています。

緑茶1杯100ml当たりに含まれるカフェインの量は30mg程度で

睡眠に支障をきたさないためには1日3~4杯まで、と目安を付けられます。

この量を超えなければテアニンの効果を十分に得られそうです。

カフェインを抑え、テアニンを生み出す淹れ方

緑茶2

緑茶は淹れる時のお湯の温度や蒸らす時間によって味が変わるように

得られる成分の比率も変わります。

熱いお湯で入れるとカテキンカフェインが多く含まれた苦みのある緑茶になるのに対し

テアニンを効率よく含ませるには50度以下のお湯で入れるのがポイントです。

2分から2分半くらい蒸らして入れた緑茶は苦みよりも

テアニンの旨味や甘みが強く味に出た緑茶になります。

また、温かい緑茶の他にも水出しする緑茶テアニンを摂取する方法もあります。

冷水で入れる場合は水の温度を5度以下にし、水100gに対して茶葉を3g用意するのが

テアニンを良く出す淹れ方です。

茶葉の選び方

緑茶3

茶葉の選び方、と題名を付けましたが、それほど大したことではありません。

茶葉は日光を浴びせるとカテキンが増え、覚醒作用をもたらす物が多くなるので

あまり浴びさせていない茶葉の方が良い、というくらいです。

緑茶の他にテアニンが多いお茶は、玉露抹茶などがありますが

玉露は確かにテアニンの含有量が多いのですが、カフェインの含有量も多いので

緑茶の他には抹茶が良い、とされています。(抹茶も1日3~4杯程度に)