その栄養価の高さから森のバターとも形容されるアボカド

良質な脂肪分や豊富なビタミンを含み、値段が高くなければ普段の食事にも

取り入れる価値のある食材ですが、うつ病を抑えるのにも役に立つことがわかりました。

食事制限を考えている人には敬遠されがちなアボカドですが

カロリーに気を使っている人にもアボカドの強みを知ってもらいたいところです。




アボカドの強み

アボカド

1個当たり220kcalとご飯1膳分のカロリーと匹敵するほどのエネルギーを持つアボカドですが

ダイエット効果もあるので、上手く使っていきたい食材です。

1.良質な脂肪分とは

アボカドには100g当たり約20gの脂肪がある、つまり総量の2割は油です。

しかし、この油はオリーブオイルやえごま油などと同じ植物由来の油分で

オレイン酸αリノレン酸などの、不飽和脂肪酸と呼ばれるものです。

現代人の食事からは摂りにくくなった不飽和脂肪酸は、脳の正常な活動に必須です。

抗酸化作用があり、ストレスや偏った栄養などから脳へ受けるダメージを軽減し

正常な状態で脳が働くようにサポートするので、うつ病で弱った脳を

回復させるのにも効果を発揮します。

特にオレイン酸は身体に取り込まれると満腹中枢を刺激し、満腹感を得るサポートを

行うので、うつ病と同時に過食症を持っている人には、食前に食べることで

食べ過ぎを防止する食材としてもおすすめできます。

不飽和脂肪酸は血中の悪玉コレステロールの値を下げ、血液をサラサラにするので

脳への血流もスムーズなものになるので、脳機能を改善・回復させる上でも

不飽和脂肪酸を多く含んだアボカドを食べることがうつ病の改善に役立つわけです。

2.葉酸の多さも魅力

アボカドには1個当たり約120μgの葉酸が含まれています。

健康な人が1食当たりに摂取すると良いとされる葉酸の摂取量が約80μgということを考えれば

アボカド2/3個のみで葉酸の摂取量の基準をクリアするほど豊富と言えます。

葉酸はうつ病を治すのには重要な脳内物質、セロトニン・ノルアドレナリン

ドーパミンなどの生成を妨害するホモシステインという物質の

過剰分泌を抑える働きがあります。

つまり葉酸を摂取することでリラックスできる状態になったり

メンタルが安定するようになるわけです。

葉酸とうつ病に関しては次のような研究結果が出ています。

・うつ病の人の約8割が食事から葉酸が得られていない

・抗うつ剤のみ、抗うつ剤と葉酸のサプリのグループに分けどれだけ改善効果が異なるかを実験したところ、前者が全体の6割、後者が全体の9割が改善効果が認められた。

アボカドを食べることで葉酸の摂取を十分にするのは、うつ病を改善する効果があります。

ただし、うつ病を治すためには1日に400μgの葉酸の摂取が効果的という見解もあり

アボカド以外の食材やサプリメントを積極的に使う必要があるという考え方もあります。

3.抗酸化作用や代謝向上

アボカドにはビタミンEコエンザイムQ10といった抗酸化作用を持った成分があります。

不飽和脂肪酸と同時に、脳を傷つけたり老化させたりする活性酸素を除去します。

その結果、脳は正常に働くようになり、機能が衰えずに済むようになります。

また、アボカド1つ(100g)には食物繊維が約6g含まれており

他の野菜と比べても食物繊維が豊富な食材と言えます。

不溶性食物繊維水溶性食物繊維の両方をバランスよく持ち、デトックス効果を高めます。

排泄が進み代謝が向上すれば、体温が高まるのでストレスへの耐性が向上し

免疫力も高くなるので、うつ病の人だけでなく食生活が乱れがちになっている人にも

アボカドを是非とも食生活に取り入れましょう。