摂り過ぎは避けなければなりませんが、脂質も人間の身体を構成する上で

重要な役割を果たします。

うつ病は脳の病気と表現されることもありますが

この脳を構成しているのはほとんどが脂肪、ということをご存知ですか?

元気な脳を作り出すためにも、普段の食事から必須脂肪酸

特にオメガ3脂肪酸を積極的に摂るようにしましょう。




普段の食事からはとりにくいオメガ3脂肪酸

水分3

必須脂肪酸オメガ3脂肪酸オメガ6脂肪酸の2つに分けられます。

この内今の日本人の食事から得られにくくなっているのがオメガ3脂肪酸です。

オメガ3脂肪酸にはDHA・EPA・αーリノレン酸というものがあります。

1.DHA

DHA(ドコサヘキサエン酸)は主に魚の油植物油(えごま油や亜麻仁油)に多くあります。

DHAを多く含んだ食事を続けることで、人間の攻撃性を下げ、精神を安定させる効果が

確認され、ストレス緩和やうつ病の予防・改善に効果があると研究されています。

また、DHAは脳の中にある記憶を司る器官、海馬へ血液(栄養)を届けやすくするので

記憶力を向上させたり、学習効果を高める作用もあります。

他にもDHAを摂取することで中性脂肪・コレステロールの値を下げ

血液をサラサラにしてくれる効果もあります。

2.EPA

EPA(エイコサペンタエン酸)もイワシやサバなどの魚の油に多く含まれています。

EPAにも情緒を安定させ、うつ病による抑うつ症状やイライラを抑える作用があります。

また、摂取させることで認知機能を改善させた、という研究データもあることから

認知症の予防にも効果があるとされています。

EPAは他にも動脈硬化を予防する働きや、中性脂肪を減らす働きもあるので

ほとんどの生活習慣病の予防に力を発揮してくれます。

また、アレルギー反応を軽減させたり予防したりする効果もあるので

EPAを豊富に含んだ食事は花粉症対策にもなるでしょう。

3.αーリノレン酸

αーリノレン酸も青魚や植物の亜麻仁(あまに)に多く含まれています。

他2つと同様に血流や血栓の予防効果、アレルギー反応の抑制

抑うつ症状の緩和などの効果があります。

αーリノレン酸は体内に取り込まれると少量ながらDHAEPAを身体の中で

産生させることができる、という特徴があります。

食生活の見直しが大事

休職過ごし方3

今の日本人の食事は魚の食べる量が減り、オメガ3脂肪酸があまり得られない状況です。

もう一つのオメガ6脂肪酸は普通に食事から得られる油や肉類の脂肪などから

十分に得られる状況ですが、そのバランスが悪くなっていっています。

オメガ3オメガ6脂肪酸のバランスは1:4くらいが理想とされていますが

今の食生活では1:10くらいになる人も多くいます。

うつ病患者が増えてきている問題の要因の一つは魚の摂取量が減っているから

という見方をする研究者もいるくらいです。

うつ病予防と言う意味で無くともオメガ3脂肪酸を普段から積極的に食べられる

食生活にすることで、生活習慣病も予防し、脳を元気な状態に保ちやすくなる事が

今後の日本人の食生活の課題とも言えるのではないでしょうか。

手っ取り早く食事にオメガ3脂肪酸の摂取源を取り入れるには魚の缶詰が効果的です。

(参考記事:DHA・EPA 缶詰の青魚がうつ病予防に使えるのか