学校で給食を食べていたころは毎日のように飲んでいた牛乳も

家ではほとんど飲まない、という人も多いかもしれませんが

牛乳の栄養価は高く、うつ病を改善させるために役立つ効果があります。

イライラしたときにはカルシウム、カルシウムと言えば牛乳、と

言われるほど牛乳の代表的な栄養として挙げられるカルシウムは

勿論うつ病を改善させる上でも重要な働きがありますし

それ以外にもうつ病の回復をサポートする効果が牛乳には多く

含まれているため、普段飲む飲み物としておすすめできます。




牛乳のうつ病回復サポート効果とは

1.セロトニンの原料となる

冒頭で牛乳にはカルシウムが多く含まれており、イライラを抑える

効果がある・・・というような記述をしましたが、実はカルシウム自体には

イライラを抑えるという作用が無い、という事実があります。

カルシウムは骨や歯を作るために必要なミネラルで、人間の身体も

体内でカルシウムの濃度を常に一定に保とうと働いてます。

ということは、牛乳の摂取によってカルシウムを補給したところで

直接的にイライラを抑える効果が実感できるかと言えば、答えはNO

となるのです。

では、なぜイライラしたときにはカルシウムが効果的と

言われるかというと、牛乳にはセロトニンの原料となる栄養が

多く含まれているから、です。

現状うつ病の改善には脳内物質の一つ、セロトニンの分泌がカギとなる

と言われるほど、うつ病の人には重要な要素で、イライラを抑える効果も

このセロトニンの効果によるものが大きく関わります。

牛乳コップ1杯(200ml)に含まれるトリプトファンは約80mgで

うつ病の改善のために推奨される摂取量の約1/10程が含まれています。

肉類や魚類と比較するとそこまで多くはないかもしれませんが

確かにうつ病を改善させ、ストレスを軽減する効果が得られるでしょう。

2.腸内環境を整えるきっかけに

実は昔はうつ病を始めとした精神病を治すために使われていた薬は下剤だ

と言われることがあるほど、うつ病を治す上で腸内環境というのは

密接な関わりがあります。

事実、うつ病の患者の多くは腸内環境が良くない、という人が多く

腸内環境を改善することで回復傾向に向かうということもあります。

牛乳には乳糖(ラクトース)、オリゴ糖など、善玉菌を増やし

緩やかな下剤効果が含まれることから、腸内環境を改善する効果が

あるのです。

腸内環境が改善されると、腸で産生されるセロトニンが、血流によって

脳に運ばれやすくなり、セロトニンの効果が得られやすくなります。

セロトニンの原料であることと、腸内環境を整える効果があること

この2つの要素から牛乳にはうつ病を改善させる効果があると

考えられているのです。

栄養価も高く、コストも魅力的

牛乳にはたんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、カルシウムなどの

栄養がバランスよく含まれています。

たんぱく質は人間の身体に必要不可欠で、牛乳の強みの一つとして

取り上げられるのは勿論のこと、脂質やビタミンB郡も含まれていて

エネルギーを生み出し、元気に生活するために重要な栄養を

含んでいるといえるでしょう。

また、コストの面で見ても牛乳は魅力的です。

牛乳1?パックを例えば200円で購入した場合、コップ1杯(200ml)の

コストはおよそ40円です。

コップ1杯にはたんぱく質が7g、カルシウムが200mg、バランスよく

脂質や炭水化物を含みエネルギーを産生しやすい身体にし

上記のうつ病を防ぐ上で重要となる2つの効果が得られるとなれば

うつ病を予防・改善するための食生活にはぜひとも取り入れたい所です。

栄養価とコストの面で学校給食にも取り入れられているというのも

うなづけるかと思います。

バナナと合わせることで更にうつ病改善効果が

牛乳と相性のいい食べ物としてバナナをあげる人は多くいるかと

思いますが、この組み合わせもうつ病を改善させる上で役立つ

組み合わせの一つに挙げられます。

牛乳に含まれるトリプトファンと、バナナに含まれる炭水化物や

ビタミンB6、マグネシウムなどの効果が合わさることで

セロトニンの分泌の効率が更に高まるようになります。

バナナ自体にもトリプトファンが含まれる、セロトニンの効果が

得られるようになる、と考えられることもありますが、バナナ自体に

含まれるトリプトファンの量は1本で食べた場合。牛乳の1/3にも

満たないことが多く、バナナのうつ病改善効果は牛乳と合わせることで

その真価を発揮すると考えても良いでしょう。

また、他にも牛乳はきな粉と合わせることで、更にたんぱく質の

摂取量を高め、セロトニンの原料としての役割を強めたり

大豆イソフラボンによる自律神経の興奮を抑える効果が得られたり

食物繊維の摂取によって腸内環境を整えたりと

他の食材とあわせやすいことがメリットに挙げられます。

かといって飲みすぎも良くない

牛乳は多くても1日コップ2杯(200ml)までに留めるようにしましょう。

牛乳には確かに多くの栄養が含まれていますが、同時にカロリーも

結構多く含まれています。

吸収効率がよく、飲むだけでいいのだから、と牛乳の摂取量が増えれば

当然1日の摂取カロリーが多くなってしまい、肥満の原因ともなりかねません。

また、日本人の半数が、乳糖不耐性を持つことから、牛乳を飲むと

お腹を壊してしまう、ということも珍しくはありません。

牛乳を飲むとお腹を壊すことが多い、という人は予めホットミルクにして

冷たいまま飲むことを避けたり、時間をかけてゆっくりと飲むように

することが大切です。

うつ病改善効果が期待でき、栄養価も高く、コストも魅力的で

飲むだけで良い、という牛乳を上手に食生活に取り入れて

うつ病を改善させるための食習慣を作っていきましょう。