栄養価が高く比較的安価でも食べる機会があまりない牛・豚・鶏のレバー

たんぱく質・鉄分・亜鉛などが豊富なので、うつ病の対策食品としても優秀です。

なんとなく栄養があるとわかっていても、どれくらいスゴイかはわからない人にも

是非再確認してもらいたいものです。




レバーの栄養価とうつ病への効果を数字で見る

レバー

1.ビタミンA

ビタミンAは免疫力の強化や視覚機能を改善するビタミンですが、それだけではありません。

ビタミンAは抗ストレス作用のある副腎ホルモンの原料となります。

人間の身体には副腎と呼ばれる器官が腎臓の上に存在します。

この副腎からは人間がストレスを感じたときに分泌されるホルモン

副腎ホルモンが分泌されストレスに抵抗するようになります。

この副腎ホルモンの原料になるのがビタミンAで、レバーには非常に多く含まれています。

1食当たりに摂取が推奨されるビタミンA221μgですが、レバー100gあたりに含まれる

ビタミンAの含有量はそれの約50倍にも上るほど、大変豊富に含まれています。

うつ病の原因であるストレスに抵抗する副腎ホルモンの原料、ビタミンA

レバーを食べることでしっかりと補給しておけば

日ごろのストレスへの抵抗力が弱まりにくくなります。

2.鉄分

鉄分には血液・赤血球を生成する働きがある、というのはご存知かと思います。

うつ病対策の成分としては、神経伝達物質の生成のサポートを行う、という役割があります。

セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質

鉄分を摂取することでスムーズに生成することが可能になります。

逆に鉄分が不足してしまうと、これらの神経伝達物質が生成されにくくなるので

抑うつ状態になりやすくなる、イライラしやすくなるなどのメンタルに悪影響を及ぼします。

鉄分不足は他にも、食欲不振、疲れやすさを招く原因にもなるのでレバーからしっかりと

鉄分を補給するようにし、うつ病の症状を防ぎましょう。

レバー100gに含まれる鉄分の量は100g当たり15g程になることが多く

これだけで1日の推奨摂取量の150%程度になるほど多く含有しています。

3.亜鉛

鉄分同様、亜鉛もうつ病改善のためには重要なミネラルの一つです。

亜鉛神経伝達物質の生成に深く関わり、不足するとうつ病の症状が出やすくなります。

人間はストレスを受けると副腎ホルモンを分泌するだけでなく、亜鉛も消費されていきます。

もちろん日ごろからストレスフルな生活を送っていけば、体内の亜鉛が無くなっていき

亜鉛不足によるイライラや抑うつ状態を招くことにもなりかねません。

レバーには100g当たり7~8mg程含まれており

1日の推奨摂取量の9割がたカバーすることができます。

4.その他の栄養

レバービタミンB群も豊富に含まれていて

神経伝達物質の合成に必要なビタミンB₆も多く含まれています。

ビタミンB₆の場合は豚・鶏のレバーよりも牛のレバーの方が多く、2倍程の含有量です。

ビタミンB群が豊富と言う事は、それだけ体内のエネルギーの使用効率を高めるので

元気に活動できるようになったり、疲労回復効果も望めます。

また、セロトニンの合成に必要なアミノ酸、トリプトファンも100g当たり300mg

かなり多く含まれていて、セロトニンの分泌促進にも非常に効果が高いです。

ちなみにうつ病の改善のために推奨されるトリプトファンの摂取量は1日1,000mgなので

レバーがどれだけのウェイトを占められるかと考えると、心強い限りです。

ただ、セロトニンの合成に必要なミネラル、マグネシウムはそれほど含有量が多くなく

他の食材と合わせるようにするのが大事になってきます。