子供たちに教育・指導を行う、その準備をする、保護者との関わりや部活動の顧問など

企業の社員よりも激務で忙しい先生・教師という職業は

普通の人よりもうつ病になる確率が3倍近く高いという統計があります。

特にここ10年で先生に求められる仕事や能力が大きくなったことから

以前よりも更にうつ病患者が増えている、という事態になっています。




余計に負担が増えていく先生・教師の仕事

色々

1.普通の仕事でも気苦労が多い

先生の仕事と言えば、生徒に授業を行ったり、生活指導をしたり

担任の先生はクラス全体の責任を持ち、問題が発生すれば解決に尽力するものですが

それ以外にも事前に行う授業の組み立てや、テストの作成、文章の添削などがあります。

加えて会議や打ち合わせも多くあり、報告書やレポートを作成した後は

管理職の人間にチェックされ、通らなければ作成し直し、など

作業を家に持ち帰って行う人も少なくはありません。

持ち帰りの仕事も含めると月の残業時間に換算すると、約100時間に及ぶ学校もあります。

これだけでも長時間労働・睡眠時間が確保できない、生活リズムの乱れの原因に

なりかねないので、ストレスを抱えうつ病になってしまうのも考えられます。

2.部活動の顧問を受け持つ=土日も忙しい

部活動の顧問を受け持つ場合、生徒の活動を監督する責務があるので

平日17時が定時の場合でも19時まで責任者として監督し

それから通常の作業を行う事になるので、必然的に仕事量が増えます。

加えて部活動を土日に行う場合は休日としての土日の方が少なくなることもあり

1日丸々オフになる日というのが無い人もいるかもしれません。

かといって部活動の顧問を受け持たない、という選択も

同じ教師からや父兄の方々からも疑問を持たれることも多く

世間体が悪くなることも考えられる、というケースもなくはないそうです。

部活動の顧問に当たるとなると、リフレッシュするための時間を

確保しにくくなり、日ごろのストレスを発散させるための時間も取りにくくなり

気が付けばうつ病になっていた、ということも考えられます。

3.近年のいじめが可視化できなくなっている

1と2は以前から先生・教師の仕事としてありました。

しかし、先生に求められる能力は最近ではそれらをこなすだけでは留まらなくなっています。

担任の先生はクラスで目に見えるいじめがあれば解決することができるかもしれませんが

インターネットの発達やスマートフォンなどを利用したSNSでの個人に対しての

誹謗・中傷などがあっても可視化するのが難しいいじめの場合

解決することができない場合もあります。

しかし、PTAや保護者からはいじめの解決を当然望まれるので、期待に応えられない場合は

クレームや抗議を受ける、ということもあり得ます。

いじめや問題を解決することができない場合、大きなストレスになって抱えることになるので

うつ病を始めとする精神疾患にかかりやすい、というのも仕方がないのかもしれません。

4.モンスターペアレントの存在

背景にあるのは家族とのコミュニケーションの時間が少なくなった現代社会や

景気の低迷を始めとする経済の問題などさまざまですが、無理難題を押し付けたり

理不尽な主張を続けて、教師に暴言や被害を与える保護者

モンスターペアレントの存在も先生をうつ病に追い込む原因になります。

授業の内容や、給食のメニュー、イベントなどでの子供の役割にまで

頭を抱えてしまう要求をしてくるモンスターペアレントは、その存在だけで

先生・教師の精神を削ってくるので、ただでさえ仕事量もストレスも多いのに

余計にうつ病になるリスクを高める要因になりかねません。