うつ病を改善させるためには、脳内物質セロトニンの分泌を促すことが

重要とされており、その原料となるたんぱく質(アミノ酸)を手軽に

行えるプロテインを食事に取り入れることが役立ちます。

プロテインは筋肉をつけるために飲むもの、と考えている人も

多いかもしれませんが、筋肉をつけることによってうつ病に

なりにくくなる、ということも実証されていますし、偏った食生活が

続いてしまっている人にも、水や牛乳に溶かして飲むだけという

手軽さからプロテインをおすすめできます。




筋肉だけでなく、脳の栄養にもストレス対策にもなるプロテイン

筋肉トレーニングによって筋繊維を損傷させ、以前よりも強く太い

筋繊維に修復させるために、たんぱく質を摂取するときに飲むと

より効率的に筋肉を増強・肥大させることができる。

これが世間一般的なプロテインを飲む理由の一つとして挙げられるのは

ご存知かと思いますが、プロテインを飲むことによって得られる効果には

ストレス対策になる効果も含まれているのはあまり知られていない

かも知れません。

プロテインには勿論多くのたんぱく質(アミノ酸)が含まれていますが

これがセロトニンやノルアドレナリンなどの、うつ病の人に不足して

しまっている神経伝達物質の原料となります。

プロテインにはトリプトファンと呼ばれるアミノ酸が多く含まれ

これがストレスを軽減させたり、メンタルを安定させる作用がある

神経伝達物質のセロトニンの原料となるのです。

プロテインの摂取によってトリプトファンの摂取量が多い状態を

キープすることができればストレス対策にもなる、というのは

プロテインがセロトニンの原料になるから、ということなのです。

また、プロテインは筋肉を増強することを第一として考えられた

ビタミンやミネラルも多く含まれており、単一のたんぱく質そのものを

摂取するよりも、より効率的にセロトニンの分泌を促すことが

できる食材でもあります。

うつ病を改善させる上で必要となる栄養をプロテインで

摂取できるというのは意外かもしれませんが、実は合理的な

選択であることがおわかりになるかと思います。

水よりも牛乳に溶かして飲むのがオススメ

プロテインによっては水に溶かして飲むことを前提とした商品が

あるにはありますが、ほとんどの商品は牛乳に溶かして飲むことも

考えられて作られた商品です。

水と牛乳ではどちらがより栄養を含んでいるか、と考えれば

答えはもちろん牛乳です。

牛乳にもセロトニンの原料となるトリプトファンが多く含まれ

たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルと栄養の種類も豊富です。

プロテイン単体で飲む、つまりたんぱく質が多いだけの食事になると

悪玉菌が増えやすく腸内環境が悪くなりやすいものですが

牛乳に溶かして飲むことで乳糖やオリゴ糖などの善玉菌を

増やす栄養も摂取できるので、腸内環境を悪くしにくいということも

牛乳の強みです。

腸内環境が悪くなると、腸で作られるセロトニンの産生に滞りが

生じてしまい、うつ病の人には悪影響となってしまうので

栄養価の高さと腸内環境の悪化防止という面で、プロテインを

牛乳に溶かして飲むことをオススメします。

手軽に作れてお腹も膨れる

プロテインは水や牛乳に溶かして飲むだけ、という手軽さのワリには

豊富に栄養を含んでいる、という手間のかからなさもポイントです。

もしあなたがうつ病や、うつ病かもしれないと精神的な負担を

感じている状態であれば、自分でご飯の準備をすることも

面倒さを感じたり、辛いと感じることもあるでしょう。

そこでファストフードやコンビニで買ってすぐ食べられるものだけを

食べる食生活を選ぶのではなく、プロテインと牛乳を選ぶようにすれば

うつ病を回復・防止する食習慣にすることができます。

食材を切ったりする下ごしらえをすることも無いですし、火を扱うことも

ないので、まだ精神的にラクな食べ物でもあるはずです。

また、空腹感を感じにくい食べ物である、ということもうつ病の人に

とってはプラスに働く部分が大きいです。

うつ病の人の中には、四六時中甘いものや炭水化物に偏った食べ物を

好んで食べる傾向が表れる人がいます。

これは、糖質を摂取することによってストレス解消を図るという特徴が

表れている結果であり、主食やお菓子に偏った食事が続いてしまうと

血糖値が上がり下がりして、うつ病を悪化させるストレスの

原因となったり、生活習慣病のリスクを引き上げてしまいます。

プロテインのようなたんぱく質を多く含んだ食べ物を食べると

消化に時間がかかるため、腹持ちが良くなります。

うつ病による摂食障害、特に過食症にはしっかりと効果が表れる

食べ物でもある、ということがうつ病にプロテインがオススメという

裏づけの一つにもなります。

ホエイ、ソイ、カゼイン等どのプロテインを選ぶのか

プロテインの中にも、たんぱく質の主原料となっている食べ物で

名前が変わってきます。

ホエイは乳清ですし、ソイは大豆、カゼインは牛乳に含まれる

たんぱく質で、ホエイプロテインなど「プロテイン」の前には

その主原料となる食べ物が表記されています。

うつ病の人にはホエイプロテインのような吸収が一気に行われる

プロテインではなく、比較的長い間身体にたんぱく質が残り続ける

ソイプロテイン(大豆プロテイン)かカゼインプロテインがオススメです。

特にソイプロテインは大豆から作られてますから、大豆イソフラボンも

含んでおり、うつ病の人が乱れがちな自律神経の興奮を抑え

調子を整えたり、女性には女性ホルモンのエストロゲンに似た作用が

働き、更年期障害の症状を緩和させたりなど様々な効果を発揮します。

1日の大豆イソフラボンの摂取量がオーバーしない限りは

ソイプロテインがうつ病対策として有効なプロテインの種類となります。

でもやっぱりプロテインだけじゃダメ

プロテインには確かに豊富に栄養が含まれ、うつ病に対しても改善効果が

見込める食べ物ではありますが、これだけ飲み続けるというのもNGです。

プロテインと牛乳だけでは補えないような、ビタミンCや食物繊維などの

栄養も人間の身体には必要不可欠な栄養です。

ビタミンCはストレスを感じることで大量に消耗されるビタミンで

抗酸化作用や免疫力に関わる栄養ですし、食物繊維も腸内環境を

キレイにするために必要です。

うつ病の人にとって食生活を見直すということは、避けては通れない

重要なファクターとなりますので、プロテインを上手に食生活に

取り入れながらも、理想的な栄養バランスを目指すというのが

大事になってくるのです。