栄養が豊富に含まれた牛乳から作られた乳製品、チーズにも栄養がたっぷり含まれています。

グラム当たりで見たときは牛乳の10倍の栄養価とも言われるほどチーズに凝縮されています。

カロリーや脂肪分を気にして避けている人もいるかもしれませんが

うつ病を予防・改善させる効果もチーズにはあります。




チーズに秘められたうつ病改善効果

プロセスチーズ

1.チロシンとフェニルアラニンという有効成分

チーズにはチロシンフェニルアラニンといううつ病改善に有効な成分が含まれています。

どちらも普段の食事を見直して、うつ病とアミノ酸で解説しているアミノ酸の一種です。

チロシンドーパミンノルアドレナリンなどの脳内物質の原料となり

やる気を向上させたり、緊張感を高め集中力を向上させる作用があります。

チーズ100g当たりに1,000mgほどチロシンが含有されていて

1日の摂取量の目安の500~2,000mgに匹敵するほど豊富に含まれています。

フェニルアラニンは神経伝達物質の原料となる成分で、抑うつ状態を緩和したり

精神を高揚させる作用、記憶力を向上させる作用があります。

どちらも、うつ病の改善に役立つアミノ酸の一種で、たんぱく質(アミノ酸)が多い

チーズはうつ病の症状を和らげる効果が期待できます。

2.カルシウムも豊富

乳製品に多く含まれているミネラルカルシウムですが、チーズには特に多く含まれています。

プロセスチーズ2個で1食分の摂取量目安200mgを補える程に、カルシウムが豊富です。

よく、イライラしているのはカルシウムが不足しているから、と言われますが

実際その通りで、カルシウムには神経の働きを正常にする作用があり

精神状態を安定させる効果があるので、イライラだけでなくうつ病の症状でもある

焦燥感の解消などが見込めるので、うつ病の人にもチーズを食べることをお勧めします。

3.脳の活動を支えるビタミンB₁₂も多い

うつ病の予防・改善のためにはビタミンやミネラル、アミノ酸のバランスの取れた食事が

回復のカギとなってきますが、チーズにはビタミンの一つ、ビタミンB₁₂が豊富です。

ビタミンB₁₂は神経機能をサポートする役割があり、脳の機能を正常に保つ作用があります。

また、葉酸と協力することで血液の成分、赤血球を生み出す効果があるので

貧血予防にもなります。

4.食べる手間がかからない

あまり触れられない点かもしれませんが、チーズは食材として使うこともできますが

そのまま食べられる、片付けの必要もそこまでない、手間がかからない点も評価できます。

包装を取り除いて食べるだけですから、普段の食事にも取り入れやすく

面倒な調理もいらないので、うつ病で料理をするのも苦労がかかる人には

チーズで栄養バランスを整えるというのも一つの手として挙げることができます

でもやはり食べ過ぎには注意を

プロセスチーズ3

色々な有効成分が含まれているチーズですが、やはり食べ過ぎには注意が必要です。

チーズだけではビタミンC食物繊維といった栄養素が摂取できませんし

カロリーも20gで60kcal程度と、4個も5個も気軽に食べるようなカロリーではありません。

それに、有効成分のフェニルアラニンは摂取しすぎると高血圧の原因になることもあるので

チーズの食べ過ぎが、帰って病気の原因になることも考えられるのです。

たんぱく質(アミノ酸)、カルシウム、ビタミンB₁₂に優れたチーズではありますが

あくまで、食習慣の乱れを修正するのに使うくらいに留めるのが賢明です。