よく、うつ病の改善・予防のためには運動をする習慣が重要と聞くことがありませんか?

しかも、ほとんどの本やインターネットの記事で

朝に散歩するのが良い」というのが王道であるかのように。

ありとあらゆる所で耳にする「朝の散歩」の効果とはどのようなものでしょうか。




運動によるストレス発散効果

運動

うつ病と運動の予防・改善効果で解説している通り、運動をすることで

散歩をすることではストレス解消効果と脳の活性化の2つの効果が得られます。

運動不足気味だった人は体力増強と、軽い筋力トレーニング効果も得られます。

うつ病の原因であるストレスを解消すること、うつ病で衰えてしまった脳機能を改善すること

これから社会に復帰するために体力と筋力トレーニングを行っておくこと

この3つの効果から、散歩することがうつ病予防・改善に効果があるとされています。

とは言っても、ジョギングやサイクリングのように気合を入れて30分以上の運動を

と考えて、長い時間運動する必要はありませんし、かえって症状を悪化させる可能性も

あるので、気楽に考えるようにしましょう。

体内時計をリセットする日光

ラジオ体操2

このサイトの別記事でも触れていますが

人間の身体は太陽光を浴びることで体内時計をリセットする機能が備わっています。

体内時計をリセットすることで、睡眠のサイクルを再構築させやすい状態になり

睡眠障害を改善する効果も望めます。

今では夜でも電気の光で、外は明るいというのが当然の世の中ですから

光を浴びることで身体が勝手に「あれ?まだ昼なのかな?」と誤認してしまいます。

こうなると睡眠のサイクルが乱れて布団に入る時間でも目が冴えていたり

朝には寝不足を感じていたり、予定よりも寝すぎてしまったりします。

これをリセットするのが太陽光ですから、朝に散歩をする習慣を身に付ければ

体内時計のリセットだけでなく、運動することで身体に疲労を感じさせることができます。

散歩+太陽光=快適な眠り

生活習慣

子供の頃外で元気に走り回って遊び、夜になるとすぐに眠りにつくという習慣を

身に付けていませんでしたか?

実は身体の疲労、というのも睡眠の質に関わってきます。

スポーツ科学の視点からも、習慣的な運動を行う事は深い眠りを得られ

寝つきが良くなり、途中で目を覚ましにくくなることが証明されています。

ただし、これは継続して行う必要があり、1日2日で得られるような効果ではない

というのがネックになります。

毎日続けられれば効果も期待できますが、週に2~3日散歩をする習慣が身に付くだけでも

睡眠の改善効果を得ることができる、という意見がスポーツ科学研究者から多くあります。

どうしてもダメそうなら無理をしない

睡眠

しかし、うつ病初期でも回復期でも薬の服用を欠かさず行っていても

人間のコンディションは日によって異なりますし、体力も個人個人で違います。

うつ病の人にとって大事なことの一つは、これ以上ストレスを増やさないようにする事です。

朝に散歩をするのが良い、と聞いて明日から毎日歩くようにしよう、と始めて

3日目にダウン、となっても別にかまわないのです。

歩くことも継続して行えない、と自分にがっかりする必要はありません。

むしろ、散歩しようという決意をした自分をほめてあげるくらいで良いのです。

体力や気力が充実した人向け、と言っても過言ではありませんが

人間の体のメカニズムとして、朝の散歩を取り入れることは良い、ということを

覚えておいて、いつか実践できるようになればいいだけの事です。