近年ではコレステロールの摂取源になってしまうことが間違いという認識が広まったことから

完全栄養食品の一つとして、広く一般的な食材となった卵。

良質なたんぱく質や鉄分を始めとするミネラルが豊富で、価格も安く庶民の味方ですが

うつ病予防・改善食材としても大変優秀だという事はご存知でしょうか。

美味しくたんぱく質も摂取でき、ビタミンB群もたっぷり含まれていることから

疲労回復効果も期待できる、ぜひ普段の食事に取り入れたい食材です。




なぜ卵を食べるとうつ病改善に効果があるのか

全卵

1.セロトニンの原料トリプトファンが含まれている

脳の病気であるうつ病を治療・改善・予防のためには、脳の状態を改善するのが必要です。

うつ病はセロトニンノルアドレナリンドーパミンといった脳内物質の分泌のバランスが

崩れていたり、正常に分泌されない事から発症する病気とも言われています。

この内特にセロトニンという脳内物質がうつ病治療に重要な役割を果たします。

セロトニンは興奮状態を抑え落ち着きを得るために必要で、精神の安定をもたらします。

このセロトニンの原料となるのが、トリプトファンというアミノ酸

卵を食べることで摂取することができます。

つまり、卵を食べることでセロトニンの生産を促進させることができるので

うつ病の予防・改善効果が望めるというわけです。

ちなみに、卵以外ではバナナやヨーグルト、魚のカツオなどがトリプトファンを多く含み

うつ病改善効果が望める食材の一つと言えます。

2.腹持ちの良さが過食症の予防に

卵を食べる、特にゆで卵の状態で食べると腹持ちが大変良いので過食症の予防にもなります。

うつ病は脳の病気とも言われているのは上記の通りで、そのため脳に栄養を送り届けようと

糖分(ブドウ糖)の摂取を本能的に行いやすくなります。

そのため、うつ病の人はご飯やパンなどの主食(炭水化物)ケーキや和菓子などのお菓子を

たくさん食べるようになり、過食症うつ病の症状として抱えてしまいやすいのです。

その点、腹持ちの良さが食べ過ぎを防止し、セロトニンの分泌を促せるような

ゆで卵を食べ続ける食習慣が身に付けば、うつ病予防と同時に過食症の症状改善にも

役に立つというわけです。

3.卵黄に含まれる抗酸化物質レシチン

卵黄には抗酸化作用があるレシチンという抗酸化物質が含まれていることから

アンチエイジングにも効果が期待されますが、これはうつ病改善の為にも役に立つ成分です。

レシチンには脳の神経細胞を活性化させる働きがあるので、記憶力・集中力を向上させ

うつ病だけでなく、認知症アルツハイマーの予防にも効果的な抗酸化物質なのです。

1日1個?コレステロールの事なら心配無用

全卵2

以前は卵はコレステロールを引き上げることから、高脂血症や心筋梗塞の原因になるので

食べ過ぎることなく1日1個、という目安がありました。

しかし、レシチンオレイン酸といった成分が善玉コレステロールを増加させ

悪玉コレステロールの値を引き下げる効果があると近年の研究で判明し

その後の研究でも1日の卵の摂取量と心筋梗塞のリスクは

何の因果関係もないという事が証明されました。

つまり、卵の1日の摂取量の上限は特にないのです。

とはいえ、食べ過ぎることによってたんぱく質の過剰摂取につながり

腎臓に負担をかけたり、消化に時間のかかるゆで卵を大量に食べることで

消化器官に負担をかけない程度に食べ過ぎを抑える必要はありそうです。