うつ病は精神疾患、脳の病気なので風邪やインフルエンザなどのウィルスを媒体とした

伝染病ではありませんが、周りの人にうつることがあります。

うつる、という表現は私としてはあまり適切と感じられないのですが

うつ病の人が原因で世話をする人や周りの人まで気分が滅入ることから

うつるという表現は一般的に使われています。




特に家族はうつる可能性が高い?

中学生うつ5

似た者同士、似た者夫婦という言葉があるとおり、人は自分が認知していない深層部分でも

似ている部分がある人と仲良くなる傾向にあります。

これを心理学用語では類似性による親近効果、と呼びます。

簡単に言えば趣味や行動パターン、言動や態度が類似している人は

仲が良くなりやすいという効果です。

しかし、これは全部が全部良い事、というわけではありません。

家族の中でうつ病になった人が出てきて

身の回りの世話をしなければならなくなったとしましょう。

うつ病の人の抑うつ状態の様子を見たり、食事も入浴もできないくらい気力がない状態を

毎日確認したりすることで、こちらまで気分が同調してしまう効果は、特に家族に出ます。

教育の仕方、性格、遺伝による感性、家族の中にうつ病の人が出てくるという事は

その家族もうつ病になる適性というものを少なからず持っていることになるのです。

ネガティブな感情は周りにうつる

家族が2

もちろん、家族で無くとも親しい友人や恋人でも抑うつ状態の人を見たら

気分は上向きにならず、こちらまで同調してしまいがちになります。

この精神的伝染現象は家族だけでなく、周りの人まで巻き込んでしまうので

あながち、うつ病が伝染病で無くともうつる病気というのは的を射ているのかもしれません。

うつ病の人と話をするときは、頭ごなしに否定したりするのではなく

共感することが大事、とハウツー本や医師の診察の時にも言われるかもしれませんが

これも共感しすぎると精神的伝染現象の原因になることが考えられます。

うつ病の人にとって、会話は数少ないストレス解消法になることも多く

自分が話をしていることに相手が共感していることを認知することで自分だけではないと

喜びを覚えることもありますが、共感しすぎるとこちらまで気分が滅入ることが

可能性としてあり得るのです。

接し方がわからなければ医師やカウンセラーと相談

家族が3

うつ病に人の一刻でも早い復帰を望むために、自分の時間を犠牲にして

休む時間を設けなかったり、ストレス発散のためのアクティビティができなかったりするのは

こちらの精神衛生上良くありません。

共感しすぎるな、と言われてもどのような立ち回りが必要になるかわからないという人は

医師やカウンセラーとの相談をおすすめします。

専門的な知識に富んでいる医師やカウンセラーは家族や周りの人がうつ病に人に対して

どのような態度で臨めばいいかだけでなく、お世話をする人の心構えやメンタルケアまで

着眼点を広げて解決策を模索してくれる頼れる味方です。

うつ病に人の症状が悪化したから、だけでなく自身の精神的なストレスも

どのように対処すればいいかを相談してみることで、自分もうつ病の人もどちらも

元気になるような解決策を導き出す手伝いをしてくれます。