常日頃から長時間労働や睡眠不足になりがちな人は、なんだか頭が重い・・・と感じると同時に

どこか身体に痛みは感じられませんか?

うつ病の人も、今は仕事や学校へ出られないけど通勤で歩いたり自転車を漕いだり

休日は運動をしていた、わけでもない人が身体の痛みを感じることがあります。

筋肉痛や運動不足によるもの以外でも身体の痛みを感じる理由が、うつ病の人にあります。




うつ病だからこそ痛みを感じてしまう仕組み

涙活

うつ病は精神的な負担やストレスが原因で発病することがありますが

具体的には脳内物質の分泌のバランスが崩れている、脳の病気と言えます。

アドレナリンドーパミンといった物質ですが

名前くらいなら聞いたことがあるという人もいると思います。

この脳内物質のうち、モノアミンという分類に含まれている

セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンという脳内物質の分泌バランスの崩れが

うつ病の原因ともなり、身体の痛みの原因にもなります。

このモノアミンの分泌量が減少することで、正常に分泌されている普通の人よりも

痛みを感じやすくなる、というのは脳科学の見地からも明らかにされています。

特に、ノルアドレナリンが痛みを抑制する効果が強いので、うつ病の人が身体の痛みを

和らげようとする場合は、ノルアドレナリンの分泌を促す薬物を服用したり

自らノルアドレナリンを分泌を指せるような行動を起こさなければなりません。

ずっと後を引くような体の痛み

身体の痛み

身体の痛みと言ってもすり傷や打撲のようなズキズキ・ジンジンとした痛みではありません。

うつ病が原因で症状として出る身体の痛みは、鈍く慢性的な痛み、ズーンとした痛み

四六時中ずっと続く、といった感覚です。

身体の痛みを取り除く理由で服用しているのではない抗うつ薬でも

一時的にモノアミンの分泌量を増やすものを服用すると痛みが和らぐことがあります。

特徴として挙げられるのが、この痛みの原因がうつ病によるものと判断しにくい点です。

ちょっと身体の痛みが続いて・・・とかかりつけ医や外科に受診をしに行っても

脳内物質の分泌の乱れが出ているとまで着眼点を広げられる医師は多くはありません。

その場合、患者自身が精神科や心療内科を受診するか、患者がうつ病の症状を知り

同時に抱えている症状はないかを判断できる知識を持つ事が予防策と言えます。

うつ病を治せば痛みは治まる

鉄分

うつ病によるモノアミンの分泌バランスの乱れを、うつ病を治療することで治し

身体の痛みを抑えることは可能です。

1.生活習慣の乱れを修正する

朝に目が覚めて日光を浴びる、散歩などの軽い運動を行う、暗くなったら床に就く

こういった生活リズムが、セロトニンを始めとするモノアミンの分泌を促すので

うつ病の改善という意味でも、痛みの緩和という意味でも重要な役割を果たします。

2.抗うつ薬を服用する

モノアミン、特にノルアドレナリンの分泌を促すような抗うつ薬を服用することでも

痛みを和らげることができます。

SNRIという分類に分けられる抗うつ薬が効果も適当で副作用もあまりない事から

バランスの取れた抗うつ薬で、現在のうつ病治療の主流になる薬物になります。

3.鎮痛剤を使う

医師から処方された薬でも、市販のものでも痛み全般に効果がある鎮痛剤を使う事も

うつ病による痛みを和らげる効果が期待できます。

ただし、デメリットとして胃腸などの消化器官に負担になることがあるので

市販の物を使って痛みをどうにかしようという人は

一緒に胃薬を服用するのを推奨します。