うつ病を始め精神疾患に初めてかかった人は、最初は自分で何とかできると考えがちです。

しかし、正しい知識も治療の経験もないのに自分だけで治そうとすると

時間がかかるのは当然のことです。

その為に大学病院や総合病院の精神科や心療内科があるのですが、どの病院のどの科に

受診しに行けばいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

いずれにしてもまずは自分のかかりつけ医に相談することから始めるのが

間違いがないでしょう。




多種多様にある医療機関の特徴

受診の流れ

1.大学病院・精神科

街の医療機関では治療が難しい病気を診たり、高いレベルの医療の研究機関を設置して

医師の研修を進めている医療機関を「特定機能病院」といい

ほとんどの大学病院がこの特定機能病院の指定を受けています。

そのため、他の病院では診切れなかった病気の治療に強みがあり

街の医療機関での診断に疑問が残るようなときは頼れる存在と言えます。

しかし、混んでいる事が多く、長い時間資料まで待たなければならなかったり

診察の時間が短かったり、複数の医師がいるので診察の度に同じ医師が

担当することが難しい場合があります。

2.総合病院・精神科

CTスキャンやMRIなどの設備が整っていて、ある程度能力が期待できる機関と言えます。

精密検査が受けやすく、他の科との漣帰依が可能な点もメリットと言えます。

総合病院なので他の病気も併発している時は同時に治療を受けることもできます。

3.単科の精神科病院

心の病気や障害の治療を専門とした医療機関です。

長い期間での治療や入院、リハビリテーションが可能です。

名前に「精神科病院」と入っていることから周囲の人に見られる可能性を考えて

遠くの精神科病院を選ぶことも考えられますが、治療の上では間違いなく

適切な診断を下すことができる機関です。

4.精神科クリニック(診療所)

病院と異なり、診療所ははベッドの数が19床以下の医療機関です。

大学病院と異なり、同じ医師に継続して診察を受けることが可能で、信頼関係が築きやすい

というメリットがあります。

近年では診察時間も夕方や休日など会社勤めの人も通いやすい勤務形態をとっている

精神科クリニックも多くあり、患者への配慮が行き届いている所が多くあります。

しかし、精神科クリニックごとに特異な病気と言うのがあり、うつ病の治療が

どこまで専門的なのかを事前に確認するようにしてから選ぶようにしましょう。

クリニックのホームページや電話やメールでの応対が必要なところがあるかもしれません。

5.心療内科

ストレスに関係した身体疾患を中心に治療する科です。

うつ病治療も行っているので、精神科での治療が周りに知られたくない人は

こちらの科を受診しても良いでしょう。

6.臨床心理士の相談室

臨床心理士とは、大学院の臨床心理学系修士課程を修了した人です。

患者が抱える身の周りのストレスや不安、恐怖についてじっくり話を聞いてもらえますが

医師ではないので薬の処方の権限がありません。

健康保険も適用されないので全て自費での診療になります。

精神科と連携を取っている所もあるので、まずは相談室で相談をしたのちに患者別に

心療の方針を定めていく、ということもできるので比較的症状が軽い人が

最初に選ぶ選択肢といして向いています。

7.内科医

いきなり精神科や心療内科に行くのには抵抗があるという人は

冒頭で記述した通り、まずはかかりつけ医に相談するようにすると良いでしょう。

軽いうつ病であれば内科医でも薬を処方してくれることもあります。

しかし、症状が軽くても2週間以上続いている場合や重症化している場合は

大学病院などの診断能力が高い期間を紹介されることもあります。