うつ病の患者がここ数十年で2倍以上に増えていることもあり、

うつ病は現代日本では身近な精神疾患の一つになりました。

しかし正しい知識を持った上で認知している人はまだそうはいないのではないでしょうか。

「本人の気持ちの持ちようが問題」「周囲に甘えているから、頑張りや我慢が足りない」

というように精神論で解決できると誤解している人もまだ多くいるようです。

その考えを持っている人が周りに多いからと言う理由で

うつ病にかかってしまいっている人自身も「自分の努力が足りないから」と勘違いして

しまうこともある、というケースも考えられます。

そのため、医療機関での受診をせずにずっとこじらせたまま

重症化してしまう人もいるのが現状です。




うつ病は病気、放っておいても治る風邪とは違う

回復の兆し2

世間ではうつ病を「心の風邪」と表現する風潮がありますが、

風邪のように自己治癒能力だけで治ると考えるのは軽率すぎます。

近年では非定型うつ病(新型うつ病)季節性うつ病を始め、就活うつ産後うつなど

現代社会で抱えるストレスの種類の多さから、様々なうつ病があります。

これにはうつ病になり得る強力なストレスを受けるきっかけ(ストレッサー)が

あるために、脳の神経伝達物質の分泌に異常が出たり

言語能力や情報処理能力が低下してしまうという脳の病気と捉えてもらいたいものです。

なので、甘えや我慢が足りないと考える人も認識を改めて欲しいのもそうですが

今症状に苦しんでいる人も自分の力だけではどうにもならない部分が多い

ということも知ってもらいたいところです。

完治させる、よりは付き合っていくという心構え

セロトニン2

うつ病は大抵の病気と一緒で早期に発覚し、適切な処置ができれば完治しやすい病気ですが

しばらく放置してしまったり、精神科での受診をためらってしまうと

数年、十数年と長く付き合っていかなければならない

持病となってしまう事も珍しくありません。

ひょっとしたら今自分は精神的に参っていて、うつ病になるかもしれないという人は

受診を急ぐべきですが、仕事や生活に追われて中々精神科へ行く時間も

気力もないと、症状が重くなってしまう人もいると思います。

こうなると完治の可能性を考えながらも

上手く付き合っていく」という心構えをすることをおすすめします。

前述のように症状が重くなってしまったうつ病は治療に何年もかかるということが

あり得てしまうので、医師との相談と適切な治療、症状のコントロールを

行いながら付き合っていき、快方を目指す、という長い目で見るようにしましょう。

身勝手な判断は避けるように

鉄分4

「今はまだそんなに苦しいわけでもないし、頑張れるから」

「薬やサプリメントを用意しているから、すぐに治るだろう」

このような考え方をしている人はとても危険です。

自己流で治してしまう人もいない事もないのですが

基本的に精神科や心療内科での医師の指示に従うようにしましょう。

うつ病の治療方法は薬物治療や認知行動療法、場合によっては音楽療法や

アロマテラピーを使った療法などその人に合った物を医師が選択し実行します。

薬やサプリメントが万人に向いた治療法とは言えない場合も多く

不適切な治し方を続けることでうつ病の治療が遅れてしまうことも考えられます。

また、治療中の人も「抗うつ薬を飲んで最近調子が良いから」と

通院をさぼってしまう人や薬を飲まなくなってしまう人も多く

結果悪化してしまう人もいなくはないのです。

担当医と慎重に相談しながら、通院の頻度を調整したり

薬の量を調整しながら付き合っていく心構えをするようにしましょう。

少なくとも医者の方が患者よりもうつ病に対しての知識も多く

正しい対処法も導き出すのに的確な人材であることは間違いありません。