うつ病であっても脳の病気ですので早期に発見できれば、比較的容易に治療が行えます。

社会人の人は仕事で忙しく、病院に通う時間が用意できないかもしれませんが

何よりも自分の身を案じるようにしましょう。

うつ病が原因で命の問題になることも考えられるので、軽く考えないようにしてください。

ここでは、うつ病チェックと題して基本的な症状をまとめました。

もしこの症状が2週間以上続いているなら、すぐに医療機関での受診をしましょう。




社会人向けうつ病チェックリスト

うつ病チェック

1.朝目が覚めると心配事が浮かんで来たり絶望感を感じる

典型的なうつ病の症状の一つです。

朝起きたときに強烈に仕事に行きたくないという感情がわき起こったり、自分の仕事の進捗や

計画に問題はないか、自分は今日休みだけどチームはしっかり仕事ができているかなど

強く心配に思う事があれば、少し精神的に参ってきている証拠です。

他にも不眠や過眠などの、睡眠障害もうつ病の症状ですので、周りに最近眠れてない

朝早くに目が覚めてしまうという人がいたら気にかけるようにしてください。

2.イライラが続く、突然涙が流れる

男性はイライラした状態が続くケースが多く、女性は突然涙を流すケースが多いです。

いずれも、自律神経の乱れから来る交感神経の継続が原因の一つです。

人間には行動的になる交感神経と、休息時に活発になる副交感神経がありますが

うつ病の症状として休んでいる間でも身体が緊張したり、感情が高ぶりやすくなるなど

交感神経が暴走しているような状態があります。

そのため、意味もなく攻撃モードになって筋肉に力が入りっぱなし、ベッドに入っても

眠くならないなどの異常が発生してしまいがちです。

3.通勤途中で頭痛や吐き気を感じる

うつ病の症状はどちらかと言えば朝・午前中がピークで、夕方にかけて緩和されていきます。

食欲不振や交感神経の高ぶりから頭痛や吐き気を催すことも考えられます。

遅刻したり、欠勤が多い人で朝に頭痛や吐き気、トイレに行くことが多い人がいれば

うつ病の症状が出ているかもしれません。

4.食欲不振・過食傾向

うつ病は病気の一種で、栄養をきちんと取らないと治らないにも関わらず、食事を抜いて

しまったり、逆に食べ過ぎてしまったりすることがあります。

ビタミン・ミネラル・アミノ酸のバランスが摂れた食事をするのが理想ですが、過食傾向に

ある人は炭水化物が中心の食事になりがちです。

脳への栄養のために甘い物や主食を多く摂ろうと身体が反応しているからです。

急激に体重が落ちた人や、逆に1か月の間に3kg以上太った人がいれば注意が必要です。

5.不安や焦りを強く感じる

うつ病の人は脳内物質の乱れから不安や焦りを感じやすくなっています。

喜びや快感を感じるドーパミンや精神の安定をもたらすセロトニンの分泌が

上手くいかなくなっていたり、原料となる成分を食事から得られていなかったり

神経伝達物質が身体の中で一番集まっている腸内環境が荒れているのが

原因となることが多いです。

意味もなく漠然とした不安や焦りから、落ち着いた動きができなくなってしまうので

周りの人はすぐに気付くことができるかもしれませんが、その時は直接本人に

医療機関での受診をするように促すようにしましょう。

6.自分の考えたとおりに言葉が出ない

身体には疲れがたまっていて、精神的にもダメージを抱えている状態でも会社に来て

普通に仕事をしている人も多くいます。

うつ病の人は本人が疲れを感じていなくても脳には確実にダメージを負っています。

従って著しく情報処理能力や言語を司る脳の前頭葉と言う機関が働かないために

自分の考えたとおりに言葉が出なくなったり、そもそもなんて話そうか浮かんでこなかったり

することがあります。

話し方や声量がちょっとおかしいなという人で元々内気な性格でない場合はうつ病の可能性が

あります。

7.何かを選ぶときに中々決めることができない 考えをまとめられない

これも情報処理能力の低下が原因です。

睡眠不足慢性的に強いストレスを受け続ける状態が続けば、脳の情報処理能力が大幅に

低下するだけでなく、病気に対する抵抗力運動能力も衰えます。

この状態では仕事を最後までやり遂げることができなくなり、作業効率が落ちるために

頻繁にミスを犯したり、簡単な仕事でも手が動かなくなってしまいがちです。

8.疲れがたまりやすい 何もする気が起きない

脳が危険信号を出している、と言っても過言ではありません。

交感神経が常に活発になっている状態が続くと、常に緊張状態なので身体も心も疲れやすく

なるのは当然の結果です。

うつ病の人がこの状態になると活動することでエネルギーを消耗させないために

何もする気を起こさないために脳が休息を指示しているのです。

たまの休日には半日以上、15,6時間布団の中で過ごしていた、となると

症状が進行している状態かもしれませんので、医療機関での受診を急いでください。

9.仕事に対してやる気が起きない、集中できない

脳が疲弊していけば情報処理能力も集中力も著しく低下します。

社会人として労働は課せられた義務の一つですが、デスクや現場についても何もできない

何も手につかない状態が続けばかなり危険な状態です。

普通にこなしてる業務がこなせなくなったり、席に着いたと思えば1時間以上

何も手につかなかったという人がいれば、うつ病を始め精神疾患を抱えている可能性が

十分考えられます。

10.罪悪感を感じたり、自殺について考え始める

うつ病の人は症状が進行すると何もする気が起きないどころか、何もできなくなり

ただ、ボーっとしたりベッドの上で横になったりするだけの状態が続くことがあります。

その為に、世話をかけている人に対して自分が迷惑になっていると考えを巡らせ

「なんで自分は生きているんだろう、死んだ方が良いのではないだろうか」と考える

ことも珍しくありません。

こうなると仕事への復帰など考えるよりも、命の危険だという事を認識しましょう。

「自分がいない方が周りにとって良い、死んだ方がまし」というような言動をする人が

いればすぐに休養と医療機関での受診をするように急いでください。

 

1~10まで項目を上げましたが、数字が大きくなるにつれて重症度が上がっていきます。

3つ以上の症状が2週間以上続いている場合、うつ病の可能性が高いので専門機関でしかるべき

措置と指示を受けるようにしてください。