今この記事を見ている人の姿勢と言うのは私からはうかがえませんが、イスやソファに

まるで一国の王様になったかのように、偉そうに腕を広げて座ってみてください。

どうです?縮こまった姿勢よりはなんだか自信がわいてくるポーズのような気がしませんか?

実は人間がとるポーズにもうつ病に有効なホルモンが分泌されるかどうかが

関係していることが、アメリカの社会心理学者の研究でわかりました。




大きく広がった姿勢がテストステロンを増やす

姿勢

世界的な講演会を主催するTEDのスピーチで講演を行ったアメリカの社会心理学者に

エイミー・カディさんと言う方がいます。

彼女はスピーチの中で、自信の研究室に集めた生徒に自信にあふれた大きなポーズ

身体を折りたたんで縮こまったポーズをするように指示し、2分間続けました。

その後、ギャンブルゲームを行い、生徒のストレスホルモンの動きをみるために

唾液のサンプルを収集しました。

ギャンブルを模したゲームでは、前者は86%が賭けに、後者は60%が賭けに出るという

26%の違いが出る結果になりました。

これも違いが数字でわかる実験結果ですが、もっと重要なのが

ストレスホルモンの数値変化です。

筋肉トレーニングを行っている間に分泌される男性ホルモン、テストステロン

うつ病の防止・改善に役立つと評価されるホルモンですが、大きなポーズをとった

生徒はホルモン量の数値が20%増加し、もう一方は10%減少しました。

ストレスホルモンであるコルチゾールの値は前者が25%減少、後者が15%増加

縮こまったポーズでは単純にストレスをため込んでしまいやすい事を証明しています。

他にも模擬の就職面接を行い、出来具合を評価する実験を行い、採用担当者は

大きなポーズを続けたグループの方が採用と判断した生徒が多い、と言う結果も出る

くらいに、常日頃とる姿勢・ポーズにはその時の心情を左右する力があることが

わかります。

2つのホルモンはどのような影響をもたらすか

姿勢3

テストステロン男性ホルモンの一種です。

集団の中で主張を行う時に必要になるホルモンであることから

社会的ホルモンとも呼ばれています。

脳の認知機能に関わっていて、分泌されると判断力・決断力が高まるという性質があります。

男性も女性も減少傾向にあるとうつ病更年期障害を抱えてしまいやすくなってしまいます。

コルチゾールストレスホルモンの一種で、その名の通りストレスに反応し、分泌されます。

脈拍・心拍の上昇や脳の覚醒に関係しているホルモンで、常に分泌されていますが

大きなストレスを継続して受け続けると、過度のコルチゾールが長期間にわたって

分泌され続けてしまう事から、記憶をつかさどる脳の器官海馬が委縮して

記憶力の低下につながってしまいます。

つまり、大きなポーズを日ごろからとり続けることでテストステロンの増加

コルチゾールの低下を図れば、それだけでうつ病の予防・改善に役立つわけですね。

時間も場所も選ばないから簡単

姿勢4

何も人前でいきなり堂々と腰深くドカッと座れと言っているのではありません。

それこそ、寝室で一人きりの時や、トイレの中だってどこだって構わないのです。

1日2分、自分で考えたポーズでも良いです。

強そうなポーズ、エラそうなポーズ、達成感溢れるポーズを続けることでうつ病を

改善することができたら、すごく簡単じゃありませんか?

逆を言えば、縮こまったポーズを続けるだけでストレスが溜まっていく一方なので

誰もいない部屋でもいいです、自らを解き放つかのごとく手足を広げ

空間を支配するポーズを続けてみましょう。