日本の就職状況や社会的立場を見て、昔よりは学歴社会ぶりが薄れてきてはいますが

それでもまだ背景に根強く人生の成功者=良い大学、良い企業という図式が残っています。

その為に親は子供に豊かな人生を遅らせようと成功のために勉強を強要する教育

無意識のうちにしているかもしれません。




その成功を強要する教育が子供をうつ病抑うつ状態に追い込んでいる、という可能性が

アメリカの新聞にテーマとして掲載されました。

一流を目指すために精神をすり減らす子供たち

大学生

米国の学校を始め、先進国の大学は日本よりも競争の場であるという意識が強い場所です。

そのため、他人を蹴落としてでも、とまではいかなくても互いにいがみ合いながら

授業、試験、研究、スポーツをし続けているグループも学校には無くはないです。

その背景の一つには勉強や研究、課外活動で良い実績を得ることを強要する両親がいます。

常日頃から勉強にしろ、課外活動にしろ一流企業へ就職するために重要なステップ

しっかり励んで実績を出せ、と子供に窮屈な思いをさせてしまいがちです。

アメリカ・シリコンバレーにあるアーヴィントン高校では、7時間の授業に加えて

毎日の宿題毎日の課外活動、週末にはスポーツの試合・・・これが習慣となり

生徒の半数近くが中度~重度のうつ病の症状に悩まされている、と言う事実が

ニューヨークタイムズの紙面で一つのテーマとして扱われてました。

これに奨学金の獲得を目指す、特待生制度を目指す、教授の推薦枠を狙うといった

アドバンテージを得ようとする家庭・子供の存在を考えると、精神をすり減らした

生存闘争のようにも感じられます。

真面目で良い子ほど、うつ病になりやすい

成功強要

大人でも子供でも真面目で良い子タイプの人、というのはうつ病になりやすい性格です。

自分に期待されていることが理解でき、弱音を吐いて周りに心配させないために

ストレスを溜めこんでしまいがち・・・というのがパターンの一つです。

子供のうちから他の子供と差をつけさせようと、学習塾に通わせたり、習い事をさせたりと

感情のままに喜怒哀楽を表す子供ならまだしも、真面目で良い子だと余計な心配を

かけさせまいと立ち振る舞ってしまう可能性を否定できません。

嫌なものを嫌と言えないのです。

子供がうつ病になる原因には、いじめや虐待、劣等感などがありますが

親の教育方針次第では優しく真面目な子でも十分にうつ病になる可能性を秘めています。

もちろん、子供の時の性格・習性は大人になってからも引き継がれるので

子供の頃の教育方針のためにうつ病になりやすい大人が生まれてしまった・・・

という事態にもなりかねません。

期待と言う名のプレッシャーを緩める

成功教養2

アーヴィントン高校では調査結果の内容を受けて、週末と休暇中の宿題を廃し

毎日の宿題も量を調整するようにしたところ、落第率が減少してしまいましたが

以前と変わらずに有名大学へ進学する生徒が出続けています。

評価の仕方も試験での点数意外にも個人の人間性や協調性、責任感など

成績以外の所でも評価が成されているなど、日本の小学校の通信簿のように

内面を見た評価も盛り込まれるようになっていく傾向です。

両親側からしたら心配なのかもしれませんが、子供にあまり期待を寄せすぎないという

立場をとることも時には必要になるかもしれません。

成功を強要する教育では、子供を成績や能力で成長を判断しがちになり、内面の成長に

気づきにくくなることもあれば、そのままうつ病の発症につながったり、その後の

社会人としてのメンタルの弱さにつながることも考えられます。

時には子供への期待を抑えて、一緒に旅行に出かけたり、話をしたり、料理を作るなどして

コミュニケーションとストレスの解消に付き合ってあげることが大事なのかもしれません。