従来のうつ病や2~30代の方がなりやすい新型うつ病、社会人として活動している人には

うつ病のリスクが付きまといますが、社会人だけではありません。

お年寄りの方にも老人性うつ病という病気になる可能性があるのです。



老人性うつ病とは


仮面4

うつ病は若者や精力的に働く方に多いと思われがちかもしれませんが、

高齢者もうつ病になるリスクを抱えています。

前者と区分けして高齢者の生活習慣や周りの環境を考慮して老人性うつ病があります。

40歳以降のうつ病は老人性うつ病(又は初老期うつ病)と解釈されるケースがあります。

命の危険にもつながる、老人性うつ病の症状

老人性うつ病

1.自殺願望が出てくる

老人性ではないうつ病でも自殺願望が出てくることがありますが、

老人性うつ病の場合認知症と間違えやすいケースがあるため、

認識できずに放置してしまうと自殺願望が出やすいです。

高齢になればなるほどストレスへの対処の仕方が上手になってくるので、

表情や立ち振る舞いから感じられにくくなるので、

普段から静かで穏やかな人でもため込んだストレスからうつ病を発症することも

考えられないわけではないのです。

2.認知症と見分けにくい

認知症は脳細胞の死滅や働きの鈍りにより障害が出てしまう状態を指します。

老人性うつ病は退職後の生きがいの喪失感や、面倒を見る家族がいない

一人暮らしのお年寄りが抱える孤独感などのストレスが原因になります。

従って、症状が似通っているこの二つには原因の違いがありますが、

周りの人からは予備知識が無ければ見分けにくいことが特徴に挙げられます。

きっかけになり得る出来事は?発症の原因

きっかけ3

1.配偶者との死別

長年連れ添ってきた相手との死別は大きなストレスになります。

加えて50代、60代以上になると子供も自立し、家には自分一人という

孤独感も加わると老人性うつ病の発症の原因には十分な要素となり得ます。

2.退職から来る生きがいの喪失

仕事にやりがいを見出す人は退職後に日常あるはずの活動がなくなったことによる

喪失感でうつ病になることも考えられます。

忙しく動き回った日常から解放され、余生を楽しむと気持ちを切り替えようにも

いざ生活が始まってみるとやることがないと感じてしまう人も少なくありません。

3.加齢による老衰、身体機能の衰え

老人性うつ病の診断基準にもある40歳以降という年齢に差し掛かると、

老いを感じて更に身体機能の劣化が進んでくる頃と言えるでしょう。

昔できていたことができなくなってくることで感じられる喪失感もストレスになります。

若いころから運動を行う習慣を持っていない人は余計に身体機能の衰えが早まり

運動を行う事で得られるストレス解消効果と脳の活性化から得られるうつ病の予防を

行うためのモチベーションを得にくくなります。

治し方は通常のうつ病と同様


受診の流れ6

老人性うつ病も治し方や予防策は普通のうつ病と変わりはありません。

医療機関の受診、薬物治療やカウンセリング、認知療法(認知行動療法)や休養が主です。

予防を行うためには睡眠・食事・生活リズム・運動の見直しが効果的で、

他の生活習慣病や身体の不調を抑えるためにも行えるメリットがあります。

特に運動を行う習慣は、筋力の衰えを遅らせ、体力・気力を充実させるのに必要です。

散歩やウォーキングなどの軽い運動でも継続して行う事で、脳内物質のセロトニンを分泌させ

うつ病を予防できる効果があると明らかになっています。

たんぱく質・ビタミン・ミネラルのバランスのとれた食事と運動、

朝方の生活リズムと適度な睡眠が老人性うつ病の発症リスクを抑えられます。

今一人暮らしをしている高齢の親族がいる人はこまめに会うようにすると

本人のストレスも緩和され、うつ病の予防になるので気にかけてみてください。