人間だれしも誰かに認められたい・褒められたいという欲求を持ち合わせています。

しかし、日本人は諸外国と比較して褒めるのが下手で、思ったことをすぐ口にすると

ウソっぽく聞こえるのではないかなどと考えるため、褒めるのに抵抗があったりします。

実はこの他の人を褒めるという行為には人間の潜在意識までに及ぶ影響力があり

脳内物質のドーパミンが分泌されることからうつ病の予防や改善になる効果が期待できます。



褒められると分泌されるドーパミンの効果


セルフヘルプ

人から褒められると分泌される脳内物質ドーパミンには、セロトニンと同じく

精神を安定させ気分を上げる作用があります。

ドーパミンは欲求を満たした時に活性化し、人間に快楽を与える効果があるので、

元々承認欲求を持っている人間は他人から認められ褒められることで快感を感じるのです。

ストレスや孤独感、周囲とのコミュニケーションで褒められることがないと、

ドーパミンの放出不足により抑うつ状態になると言われています。

人を褒めるときは意外と頭を使う


子供2

とはいえ、いきなり他人を褒めてみようと行動を起こそうとしても、

結構難しいと感じる人もいるのではないでしょうか。

褒めるという行為には人を観察して、話を聞き、良かった点を口に出すという

行程が含まれ、観察力や聞く力が必要になってきます。

その為脳に刺激が与えられ、活発化するので褒めることは一種の脳トレになるのです。

最初はへたでも続けていくうちに不自然さが無くなり、

好意もしっかりと受け止められるようになってきます。

最初は素直に受け取れないうつ病の人でも潜在意識に届く


中学生うつ3

うつ病の人の周りの人は、どんなことでも良いのでその人を褒めてみるようにしましょう。

抑うつ状態で中々良い反応が得られないこともあると思いますが、

続けていけばその人の潜在意識の中に刻み込まれていきます。

また、褒めている人も脳を活性化させながらトレーニングすることができ、

自分も気分が良くなってくるので双方にメリットがあるうつ病予防・改善法なのです。

褒めるのと同時に感謝もすると効果がアップ


褒める

うつ病で抑うつ気分が取れないからコミュニケーションもさぼりがちにするのではなく

身の回りのお世話になっている人に「ありがとう」と口にすることも改善の一手です。

アメリカの心理学研究者の研究によると、感謝の態度を周りに示すことで、

生活の満足感が高まり、喜びを感じられるようになるという結果が出ています。

うつ病の人が毎日、寝る前に「今日感謝すること」を5個書き出す、という習慣を続けた結果

抗うつ薬による薬物治療が必要なくなり、回復したという事例もあります。

感謝には毎日を心身ともに健康な状態で、満足できる生活を送らせる力があるのです。

褒め上手になるためには


運動3

前述のように日本人はほとんどの人が褒め下手です。

しかし、褒めることをうつ病の予防・改善に役立てるためにはポイントがあります。

1.思ったらすぐ褒める

相手を褒めるときに上等な文句は必要ありません。

自分が直感で思った通りに相手を褒める言葉を一言でもスッと言えばいいのです。

長々と小説のように芸術的な表現は余裕を持ってからにしましょう。

2.無理に褒めようとしない

自分が相手を褒めようと思わなかったときは無理に褒めようとしなくても大丈夫です。

無理に褒めようとすると言葉がしどろもどろになり、それこそ相手に失礼です。

3.できればその人が特化した部分を褒める

「優しい人だね」や「かわいい人だね」などその人全体を指すような褒め方ではなく

「さり気に荷物持ってくれるその優しさが嬉しい」というように

ピンポイントで相手を褒めるようにするのが上手な褒め方です。

人にはそれぞれに異なるこだわりや努力していることなどがあり、

周囲からは中々に触れられない所を褒めるようにするとより効果的です。