普段の食事で鉄分を意識してメニューを考えている人というのは、中々いないと思います。

人が元気に生活するために鉄分は必要不可欠なミネラル(無機質)の一つですが

不足するとうつ病と似た症状が出るという特徴があります。



うつ病と鉄欠乏症の症状の共通点


鉄分

身体に鉄分が不足すると、血液中の赤血球の数やヘモグロビンの濃度が低くなる

鉄欠乏症貧血という状態になります。

血液の成分の一つ赤血球は体中に酸素を送り届ける役割があります。

鉄分不足で赤血球の数が減ると鉄欠乏症となり、次の症状が出始める可能性があります。

1.朝起きるのに時間がかかる

鉄欠乏症により身体に酸素が供給されにくくなり、朝起きることが難しくなります。

うつ病にも睡眠障害と抑うつ気分により、朝起きるときに絶望感を感じるという症状と

似ている部分があります。

2.食欲がわかない

酸素不足により食欲不振になることもあり、うつ病にも拒食症などの

摂食障害がおこる方もいます。

3.集中力や記憶力、情報処理能力の低下

鉄欠乏症にも、うつ病の症状と同じで脳機能の低下により、仕事や授業に集中できず

人の話や本の内容を繰り返さないと頭に入らないなどの情報処理能力の低下が症状として

発生する可能性があります。

鉄分は神経伝達物質を作るサポートをする成分


鉄分2

鉄はセロトニンドーパミン、ノルアドレナリンなどの

神経伝達物質の生成を手伝う作用があります。

いずれも心を落ち着かせる、やる気を作る、快感を感じさせる役割があるホルモンで、

人が元気に生活するうえでは一つもかけてはならない脳内物質です。

特にセロトニンが不足すると精神状態が安定しにくくなり、ストレスへに対して弱くなるため

鉄欠乏症がうつ病を招くということもあり得てしまうのです。

精神科・心療内科ではわからない鉄分不足


家族が3

精神科・心療内科では採血する医療機関もあれば、採血を行わない場所もあります。

最初からうつ病と考えて受診した結果、鉄欠乏症にもかかわらず

うつ病と誤診が発生するかもしれません。

その後抗うつ薬を投与しても効果が芳しくない、という人は

最初は鉄欠乏症だったという事態を避けるためにも血液検査が必要と考えられます。

鉄分補給でうつ病を予防


鉄分3

症状が出ている間にうつ病も発症する、という可能性があるので鉄分不足の問題を

解消することはうつ病の予防にもなります。

1.身近な鉄分補給食材と言えばレバー

独特のクセのある味で苦手な方は多くいるかもしれませんが、牛・豚・鶏のレバーは

鉄分豊富で、たんぱく質・ビタミンB6を豊富に含むので、赤血球を増やし

全身の細胞への酸素供給をスムーズに行えるようになります。

また、豊富なたんぱく質と・ビタミンB6がセロトニンの原料となるので、

単純にうつ病の予防・改善のための食材としても非常に優秀です。

2.ひじきは鉄分がたっぷり

こちらも頻繁に食べる方が少ない食材と言えるかもしれません。

乾燥ひじきの状態では10gでは6gと、分量の6割が鉄分と大変豊富に鉄分を含んでいます。

また、カルシウムも含まれているのでストレスへの耐性が向上する作用も期待できます。

ただし、近年の研究で製造過程で鉄製の器具を使ったひじきに限るということが

わかったので、選ぶときは注意が必要です。

3.万能食材、財布にも嬉しいたまご

卵には様々な栄養が含まれており、頻繁に食べる食材の一つですが、

卵にも鉄分が多く含まれています。

また、卵に含まれる質の良いコレステロールがセロトニンの吸収率を高めます。

合わせちゃダメな組み合わせ


鉄分4

鉄分の吸収を邪魔してしまう組み合わせがある食べ物飲み物があるので、

組み合わせるのは避けておきましょう。

1.コーヒーや紅茶(タンニンが鉄分とくっついて吸収されづらくなる)

2.食物繊維が豊富な食べ物(鉄分の吸収も邪魔してしまう)

3.豆腐や米ぬか、玄米などの穀類(フィチン酸が鉄分を不溶性にしてしまう)