病院で診察を受けたときに、医師から休職・休学を言い渡される場合があります。

休職や休学は抑うつ状態を解消する方法の一つで、事態の改善には効果がありますが

その休んでいる間に「こんなことで良いのだろうか」と考えたり

「自分だけ休んでいて迷惑じゃないだろうか」と考えてしまうのは仕方のない事です。

しかし、その考えが本来回復のために休んでいるのに、治る時期を遅らせてしまったり

逆に悪化させるという可能性もあります。



医者から言われたから休んでも大丈夫


仮面5

「あなたは全治2カ月の骨折ですので、2カ月の間は運動や力を使う活動はやめて下さい」

「あなたは胃潰瘍ですので2週間は入院していてください」と言われれば誰でも医師の

いう事を聞くと思います。

その際に周りから白い目で見られる、ということはありえません。

「骨折くらいで仕事を休むなんて」や「胃潰瘍で入院は甘え」など考える人がいますか?

抑うつ状態やうつ病にしてもそうです。

医師から2か月は休職・休学して治療を行いましょうと言われたのであれば、

仕事や学校を休んでもいい、というよりは休まなければいけないのです。

自宅で安静にして激しい運動は避けてください、と言われたのであれば一日中布団の中で

眠っていても、休むということが今のすべきことなので不安や焦りを感じる事はないのです。

生活のリズムは崩さないように


子供

あまり多いとは思いませんが、抑うつ状態で休んでいる間に夜更かしをしたり、

睡眠時間を削って遅くまで何かしら活動をしているという人は抑えてください。

朝に起きて夜に眠るという生活リズムは、今でも人間の身体に備わっている昔からの習慣で

これに沿わないと睡眠障害や日中の生活に支障をきたしてしまいます。

朝に太陽の光を浴びて体内時計をリセットして、夜は電気の光を控えめに、眠るときは暗く

することで睡眠の質が正常なものになるので、休んでいる間は休むことが仕事だと思って

生活するようにしましょう。

食事は3食きちんと栄養バランスが取れたものを


朝食

休みの間で料理を作ってくれる人がいるのであれば、しっかりと

肉・野菜・魚・卵・大豆製品など栄養バランスを考えてもらうようにしましょう。

たんぱく質・ビタミン・ミネラルいずれも抑うつ状態の解消のためには不可欠の栄養素です。

そしてできるだけ一緒に食べるようにして、何気ない会話を心がけるようにしましょう。

食事をしながらの会話には抑うつ状態で衰えてしまった情報処理や感情を司る脳の機能を

活発にするために重要な役割を果たします。

一人暮らしで周りに支えてくれる人が見つからない人は

特に食生活には気を付けるようにしてください。

抑うつ状態は過食症と同時に持つことがある可能性がありますので、

炭水化物ばかり摂取している状態が続くと治りが遅くなってしまいます。

出かける余裕があるときは定食屋さんで和食のように品目を多めにして

じっくり味わうように食べると栄養も摂取できストレス解消にもなります。

1日に1回は外に出て散歩をする


回復の兆し

引きこもりがちな状態が続くと、当然筋力・体力が失われていくので

復職・復学した時に肉体的なハンデが大きなものになります。

1日に1度外へ散歩に出るだけで、運動によるストレス解消効果だけでなく、

脳内のセロトニンという物質が分泌されるようになるので、

睡眠の質の向上にもつながります。

特に朝の散歩は日差しを浴びつつ、体内時計のリセットもできるようになるので

生活のリズムを調整するという意味でお勧めの時間帯です。

昼寝は15分程度に


睡眠

抗うつ薬の影響で眠気を感じて、昼に眠ってしまう人がいるかもしれませんが

昼に眠れば夜に眠りにつきにくくなり、生活のリズムが乱れてしまいます。

昼寝をする場合は15分程度で横にならずイスに深く腰掛けるなどの姿勢でとると、生活

リズムが乱れずに睡眠の効果も丁度いいものになります。