抑うつ状態とアルコール依存は、片方が原因でもう片方が

発症する関係になりやすい組み合わせです。

アルコールは適量であれば薬のような効果が得られるのですが、

普通の人も抑うつ状態の人も度が過ぎれば身体を壊す原因になりかねません。

記事のタイトルにはアルコールはNGとありますが、

人によっては脳を軽くマヒさせて楽しい気分になったり理性を薄くさせることができるので、

ほんの少量であれば大丈夫なのかもしれません。

しかし、うつ病とアルコール依存症を同時に発症している人は身も心もボロボロに

なってしまう可能性があるので、ここではその危険性について解説します。



そもそもアルコールを飲むとどうなるのか


にんにく5

アルコールには脳機能を低下させ、理性のタガが外れて楽しい気分にさせますが

飲酒する習慣が定着するとその効果に対して体が耐性を作ります。

そのためいつも飲んでいた量では満足に酔えずに摂取量が増えていく、

という依存症へのサイクルができあがります。

一つのパターンとして考えられるのが、アルコールを飲んだ次の日の二日酔いという

離脱症状が起き、抑うつ状態に似た症状が発症します。

その気分を変えようと再度飲酒を行うとアルコール依存症の発症へ拍車をかけてしまいます。

当然のように飲酒量が増えれば翌日の離脱症状が強くなり

重度の抑うつ状態を引き起こしてしまいます。

このサイクルを続けてしまうとアルコールへの耐性が高いものになり、

摂取しても楽しい気分にはならず、ストレスや不安を解消することもできません。

日常生活においても、脳機能が低下・委縮してしまい、

情報処理能力や判断能力が鈍ってしまうので仕事上でのミスも増えていきがちです。

そのストレスや不安が抑うつ状態を強いものにするので、

行く行くはうつ病の発症につながってしまうのです。

寝酒にも注意、習慣化すると危ない


アルコール

欧米ではナイトキャップと呼ばれる寝酒ですが、

睡眠に悩みを持つ日本人の約3割が行っているほどに有名な習慣です。

確かにアルコールには心を鎮め、体温を下げる作用があるため入眠効果が期待できます。

しかし、定期的にアルコールを摂取すると体内では耐性が作られ、

それまでの量では効果が満足できないものになりがちです。

そのため、摂取量がどんどん増えていって依存症へ発展していくという可能性があります。

寝酒を行う頻度は、週に2回休肝日を設けるようにしましょう。

量は健康で標準的な体重の人の場合、日本酒で1合、ビールで中~大1ビン

ワインなら2杯を目安にしてください。

身体を冷やすビールや清酒ではなく、甘めのリキュールや

ブランデーが身体を温めるので寝酒におすすめです。

アルコール依存症チェック


うつ病チェック

抑うつ状態の人でアルコールを摂取する習慣が定着している人は、うつ病とアルコール依存症

を同時に引き起こすという最悪のパターンに陥るリスクを抱えています。

以下のような状態になっている人はアルコールの摂取を控えるか、

病院への診察を受けに行くことをお勧めします。

1.摂取量や時間をコントロールできない

2.アルコールを強く求め、飲んではいけないとわかっていても飲んでしまう

3.ここ最近の失敗やトラブルは飲酒によるものと分かってもやめられない

4.飲まない時間が続くと手が震えたり、情緒不安定になる

5.酔うために必要なアルコールの量が増えてきている

6.最近お酒を飲むためだけに生きている気がする

抑うつ状態の人は控えるようにするのはもちろん、複数個チェックに当てはまる人も

抑うつ状態になる危険性があります。

もちろんアルコールにはうつ病などの精神疾病を引き起こすだけでなく、

肝臓や腎臓にも負担をかけてしまうので多臓器へリスクをかけてしまいます。

アルコールの摂取量と頻度、時間帯を今一度見直してみてください。