現代の日本人は一日の野菜の摂取量の目安350gをクリアしている人は

少ないのと同じで、抑うつ状態やうつ病の人は問題を抱えていない人に比べて

野菜の摂取量が少ないことがこれまでの研究で判明しています。

大手飲料メーカー伊藤園は筑波大学との共同研究では、100%野菜ジュース

ビタミン含有量を考慮した野菜・果実ミックスジュースを継続的に摂取すると

抑うつ状態解消効果があるという事がわかりました。



野菜ジュースに含まれるカロテノイドは楽観の栄養


トマト

カロテノイドは野菜などの植物に含まれる赤色、橙色、黄色の色素で

にんじんのβカロテンやトマトのリコピン、ほうれん草のルテインなどが

カロテノイドの仲間です。

老化や動脈硬化の原因になるフリーラジカルに対する抗酸化作用が期待できる

抗酸化成分として注目されています。

カロテノイドを摂取すると血中のカロテノイド濃度が上昇し、

個人の楽観性を高める効果があるので、物事をポジティブに捉えやすくなり

楽観的な思考に近づきます。

楽観的な性格の人は抑うつ状態になりにくい研究結果が出ていますので、

カロテノイドを含む野菜ジュースを摂取することで

抑うつ状態の予防・改善効果が期待できます。

○○分の野菜が摂取できます、は話半分に


野菜ジュース

野菜ジュースは確かに色々な野菜・果実の汁が使われていますが、

野菜ジュースを飲めば野菜を摂取しなくていいのかというと、そうではありません。

野菜ジュースには食物繊維とビタミンCが足りないという特徴があります。

食物繊維は便通を良くしたり、脂肪分の吸収を抑えるなどの効果がありますが

野菜ジュースに含まれる食物繊維は紙パックの200mlの野菜ジュースでも

せいぜい1~2g程度しか入っていないので、普通に食物繊維が豊富な野菜を

摂取するのと比較すると雲泥の差です。

ビタミンCも野菜ジュースを作る過程で壊れてしまい、一部の野菜ジュースには

ビタミンCの表記がないものもあります

野菜ジュースを選ぶときは裏面の栄養表示を参考に、

特にビタミンCと食物繊維の表示がある物を選ぶといいかもしれません。

果糖の摂取のし過ぎには注意を


糖分

野菜ジュースの味を考えてもらえばわかると思いますが、結構糖分が高く

商品によっては甘くして飲みやすさを重視しているものもあります。

野菜ジュースのように糖分が多く含まれている液体は血糖値を上昇させやすく

摂取しすぎると、高くなった血糖値に対抗して血糖値を下げる

体内物質のインスリンが分泌されるようになります。

血糖値が急上昇すると大量にインスリンが分泌され、今度は血糖値が下がりすぎてしまうため

血糖値を上昇させるためにアドレナリンが分泌され興奮状態に近づきます。

そのため必要以上に身体が緊張してしまい、イライラしやすくなるため

疲れやすくなってしまいます。

野菜ジュースと野菜の2つを組み合わせた食事でもOK


ミネラル

とはいえ、野菜ジュースの栄養が全く役に立たないわけではありません。

普段の食事からは摂取しにくいミネラルビタミンを摂取するために

前述のカロテノイドを摂取するために野菜ジュースを飲むことは

抑うつ状態を解消する手段として有用ではあります。

しかし前述のように野菜ジュースにはビタミンCや食物繊維が不足しているものが多く

それだけでは抑うつ状態の解消に近づくことはできても、生活習慣の乱れにつながって

しまう可能性があるだけでなく、栄養バランスが偏った食生活になりがちです。

野菜ジュース一辺倒ではなく、ビタミンCと食物線を補える野菜を食生活に取り入れる

ことでより良い体内環境になり、ストレス耐性が上昇します。

食物繊維が豊富なブロッコリーやさつまいも、ビタミンCが豊富に含まれる果物を

食事に取り入れるようにしましょう。