抑うつ状態とうつ病はその症状に似ているというだけで違いはあります。

うつ病が脳の病気であるのと違い、抑うつ状態は病気ではなくただの状態を指す言葉で

風邪やせき、高熱という言葉にニュアンスが近いかもしれません。



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病院から抑うつ状態と言われてもうつ病ではない


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抑うつ状態という言葉は人間の状態を指す言葉で病名ではありません。

精神科だけでなく医療機関は「あなたは抑うつ状態です」と言う風に

名前で区別しないと薬を出してはいけないという決まりになっています。

少し熱っぽくてせきが止まらないと言う事で病院で受診した結果、医者が

「ちょっと風邪っぽいですね、抗生物質出しておきますね」というように

○○病という風に名前は出されてないけど、風邪という状態に対して

薬を出すというのと変わらないという事です。

気分が落ち込み、食欲もわかないという日が続いても程度によって

抑うつ状態と診断されるか、うつ病と診断されるかというちがいがあります。

医者の視点からの抑うつ状態


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うつ病の症状の一つとして抑うつ状態という言葉が存在するというのは

「この人はもううつ病になってしまっている」と判断する前に

「今回の受診ではまだ判断材料が足りないが、抗生物質が必要な人だ」くらいの判断を

下すときに抑うつ状態という症状名を使います。

つまり、抑うつ状態とは重症化する前のうつ病、うつ病予備軍ともいえる状態です。

他にも受診を続けていかないと分からないが、うつ病の可能性があるという

診断が下される場合があります。

国からの支援を目当てにうつ病のふりをして診断書をもらおうとする人にも、

初診で判断できなかった場合に付けられるケースもあります。

また、抑うつ状態になりやすい人の性格に、完璧主義全か無か思考などがありますが

それが顕著に表れていて、診察をする医者によっては人格障害を疑う場合があります。

その際に診断名に人格障害を使うメリットが薄いと意思が判断した場合に、

患者がショックを受けたり社会的にハンデを背負ってしまうのではという考えがある

時にも抑うつ状態という診断が下される場合があります。

これは診断する医師の配慮によるもので、実際に抑うつ状態かどうかはわからない

という事があり得てしまうのです。

うつ病よりも抑うつ状態の人が何倍も多い


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その言葉からイメージしてもらえると思いますが、抑うつ状態はうつ病と比べると

その症状の程度はうつ病よりはまし、ということです。

そのため実際に精神科に行くことなく抑うつ状態を引きずっている人は

日本に相当数存在します。

仕事や学校で受けるストレスをずっと引きずって、ストレスを解消しても

気分が晴れない、美味しい物を食べてお風呂に入っても楽しい感情にならないと

生活していくうえで溜息ばかりという人は少なくないかと思います。

上記に当てはまる人はうつ病と診断できるかはわかりませんが、少なくとも抑うつ状態に

あると言えますし、早々に解消しないとうつ病につながってしまうかもしれません。

抑うつ状態は薬が効きにくい


受診の流れ

うつ病は神経伝達物質が不足したり正常に作用しなかったりするために、薬物治療を行い

ホルモンの分泌を促したり症状を緩和しますが、抑うつ状態は病気と診断するほど症状が

顕著に出ているわけではないので、薬物を使用しても効果が薄い可能性があります。

そのため抑うつ状態を感じている人は、美味しい物を食べたり、シャワー浴ではなく

お風呂につかってリラックスしてみることをおすすめします。

また、栄養バランスの取れた食事を朝・昼・晩と3食きちんととることと、睡眠のリズムを

しっかり朝型にすることで元気に日常生活を送ることに近づけますので、生活が乱れている

気分が落ち込んでいる人は生活の見直しをしてみましょう。