たばこを吸い続けると肺がんや心筋梗塞、脳卒中のリスクを高めるだけでなく

脳を委縮させ機能を低下させてしまいます。

うつ病の人にとってもたばこは症状を悪化させる一因になりますし、

たばこが原因でうつ病を発症してしまう人もいます。

ここではうつ病とたばこの関係性について触れていこうと思います。



喫煙者のうつ病のリスク


たばこ

東京都周辺の労働者約2.800人を対象にした調査の結果、

喫煙者と非喫煙者では喫煙者の方が非喫煙者と比べて

うつ病発症のリスクが1.65倍高くなることがわかりました。

喫煙者が禁煙に成功した場合

うつ病のリスクが非喫煙者と同程度になるという結果もこの調査から得られています。

たばこを吸うと体に悪いということは周知の事実ですが、

精神に悪いということはあまり認知されていません。

短期的に見ればたばこを吸うことで気持ちが落ち着き

切り替えることができると感じる人もいるかもしれませんが

長期的に見ると精神状態が悪化する可能性の方が高いのです。

これはたばこに含まれるニコチンという成分が

短期的に集中力を上げるが、その後の離脱症状を招くことに起因します。

しかもニコチンには依存性があるので、喫煙が習慣になってしまうと

離脱症状が出現するようになり、ニコチン中毒に陥ってしまいます。

この離脱症状がうつ病の原因にもなるイライラ・不安を招いてしまい、

既に発症している人は悪化する要因にもなります。

喫煙の弊害


たばこ2

たばこに含まれるニコチンは実は体内でも微量に生産される物質で、

セロトニンドーパミンアドレナリンなどのホルモンの分泌を誘導する作用があります。

しかしたばこを吸うことでニコチンを摂取すると

ドーパミンが分泌されるため一時的に快楽を感じられますが

喫煙が習慣化することで外部から定期的にニコチンが供給される状態になってしまうと

脳内で正常にホルモンが分泌されなくなり、異常をきたしてしまいます。

そしてたばこを吸い続けるとニコチンに対して耐性がついてしまい、

本数が増えていってしまうという依存症と中毒症状のスパイラルに陥ってしまい、

脳の委縮と肺の汚染を進めてしまいます。

うつ病の人にとって特に問題なのがセロトニンの分泌が正常に行われにくくなることで、

脳の活動を低下させてしまいストレスへの耐性を下げてしまうので

発症・悪化の原因になるので喫煙を避けるようにしましょう。

禁煙するときは医師と協力して


家族が3

心身ともに健康にあるためには喫煙をしないようにするのは重要です。

しかし普通の人でも禁煙するには一人でやろうとすると難しいもので、

うつ病の患者が喫煙の習慣をやめようとすると余計に難しいものになります。

無理に禁煙して離脱症状を起こすと、余計精神状態が悪くなる危険があるので、

かかりつけの医者に相談をするようにしましょう。

費用は2~3か月期間の場合13.000~20.000円程度で、

1日に1箱吸う人の場合は24.000~30.000円と治療する費用の方が安く済みます。

たばこから遠ざかるには


家族が2

ヘビースモーカーであればあるほど医師の診察をお勧めしますが、

少ない本数の人であれば代わりにガムを噛むことお勧めします。

うつ病と咀嚼」でガムを噛むことの効果を説明しています。

ガムを噛むことで脳を活性化させ、セロトニンの分泌を促すので長い目で見れば

たばこよりも精神状態の安定に役立ちます。

すぐにガム一辺倒にするのではなく、ガムとたばこ半々くらいから始めたりするなどの

工夫をすることで、節煙や費用を抑えるなどの効果が期待できます。

また、スマートフォンのアプリでも禁煙を目的としたアプリがあり、

禁煙している期間としていない場合の本数や費用、

減らずに済んだ寿命などのデータも見ることができるという面白い物もあります。