食欲を駆り立てる香り効果があるにんにくですが、うつ病を

改善する栄養が含まれており、使い方や調理の仕方によっては

脳機能を向上させる効果が得られる食べ物でもあります。

うつ病の影響で食欲があまり湧かない人や、最近記憶力が低下したり

頭が働かないなと感じる人には、にんにくが効果的かもしれません。




にんにくの2つのうつ病改善効果

1.ビタミンB6を豊富に含む

にんにくにはビタミンB6が豊富に含まれており、体内のエネルギーを

生み出しやすい体にして元気を出すことができます。

疲れたときにはにんにくがスタミナ食材として向いている、というのは

どこかで聞いたことがあるかもしれませんね。

そしてこのビタミンB6のうつ病改善効果は、たんぱく質と同時に

したときに発揮されます。

うつ病を改善する上で重要となるのがセロトニンという神経伝達物質

なのですが、このセロトニンを分泌する上で必要となる要素が

ビタミンB6とたんぱく質なのです。

たんぱく質を含む肉類にはトリプトファンと呼ばれるアミノ酸が

豊富に含まれており、これがセロトニンの原料となります。

トリプトファンだけ摂取しても確かに効果は出ますが、ビタミンB6を

一緒に摂取することで、更に効率的にセロトニンが分泌されるように

なるので、お肉とにんにくというスタミナ食材の組み合わせには

うつ病を改善させる効果が期待できるというわけです。

2.にんにくのアホエンが脳に効く

にんにくにはあの独特の香りがあり、あるときは食欲を増進させたり

あるときは口臭の原因だから、と避けられたりします。

あの香り成分はアリシンと呼ばれるもので、加熱することで

アホエンという成分に変化します。

このアホエンという成分が脳機能を高めたり、血流を良くして

脳卒中を防いだりで、コレステロールの低下や美肌効果を持ったりで

様々なメリットを人間の身体にもたらします。

うつ病を改善させる上で重要なのは、脳機能の向上と血液サラサラ効果です。

アホエンを摂取することで血液がサラサラになるということは

うつ病の影響などで偏った食生活が原因となり、ドロドロの血液が

脳の血管を傷つけるのを防ぐ、という意味があります。

脳の血管が傷つけば当然脳機能低下の原因となりますし、うつ病の

回復から遠のきますから、にんにくを加熱させることで得られる

アホエンを摂取することで脳機能の回復と改善が見込めるわけです。

アホエンを摂取して血液サラサラになることで、脳への血流量も増し

脳卒中を防ぐ効果が認められた、という実験結果も報告されています。

また、アホエンは脂溶性で、オリーブオイルとの相性が良く

アホエンを多く含んだアホエンオイルを1日スプーンに1杯を

毎日摂取することで、脳年齢が実年齢より10歳若返ったという人もいます。

アホエンオイルを作るためには、みじん切りにしたにんにくを

オリーブオイルに入れ50~80度に保ち、耐熱容器で湯煎するなど

手間がかかるものですが、効果は確かなものであることは違いありません。

にんにく効果は他にも食欲増進・殺菌効果など

にんにくにはアリシンという成分が含まれていて、これがにんにくの

独特の香りを放つということは前述しました。

人間の身体がアリシンを嗅覚で感じると、消化器官が活発になって

胃では消化液がよく分泌されるようになる作用が働くため

これによって食欲が増す、ということなのです。

うつ病による食欲低下を感じる人には持ってこいなのかも知れません。

また、にんにくには強い殺菌効果、抗菌効果があるため

風邪などのウィルスへの抵抗力が高まる効果も期待できます。

うつ病により抵抗力が弱まっている人には、ウィルスへの抵抗力アップ

という点でもにんにくを含んだ料理が効果的です。

他にも腸内の悪玉菌を減らす効果があることから、腸内環境改善にも

にんにくは役立ちますし、腸内環境改善によってセロトニンの産生が

よく行われるようになりますからストレス対策にもなります。

食べすぎには注意が必要なにんにく

確かににんにくにはビタミンB6やアホエンなどうつ病の改善に役立つ

成分が含まれていますが、食べすぎは禁物です。

先に挙げたようににんにくには強い殺菌効果があるので、食べ過ぎることで

消化器官に負担をかけることになりかねません。

また、悪玉菌を減らす働きがあるにはありますが過剰に摂取すると

お腹を壊す原因にもなります。

1日に1粒、加熱したものであれば3粒、アホエンオイルの場合は

スプーンに1杯が目安です。

食べる量を正しく守って、うつ病で湧かなくなった食欲をにんにくで

改善しながらうつ病への対策としましょう。