音楽は人間の感情に変化を与えるほどの力を持っています。

好きなアーティストの音楽が不意に流れたときに「この曲知ってる、大好き」と言う人たちは

一気にテンションが上がります。

感情を動かす音楽は、時には興奮、時にはリラックス効果をもたらします。

うつ病の治療・改善にも効果がある音楽があります。

ここではうつ病と音楽について触れます。



リラックスしているとき人出る脳波、α波


ヨガ

人間の脳が今どういう状態なのかを周波数単位で表すものを「脳波」と言います。

この脳波にはイライラとしている状態の時に出るγ波(ガンマ)や、

普通の状態、適度な緊張を覚えている状態のβ波(ベータ)などに分類されます。

この分類にリラックスしている状態のα波(アルファ)が存在し、

脳がα波を出しているときは身体と脳を休め、リラックスさせる作用があります。

他にもストレスを緩和する効果や、脳を活性化させる効果、身体の免疫を

強くする効果があります。

α波を出しやすくする音楽


音楽

疲れを取るときにはぬるめのお湯に入るといい、というのはもうご存知かもしれませんが、

この時にもα波は脳から出ていて、身体と心をリフレッシュさせてくれます。

これと同じようにα波を出しやすくする行動に音楽を聴くというものがあります。

音楽ならなんでもいいというわけではなく、

一定の周波数や振動を持つ音楽と限られています。

よくα波が出ている音を聞くからリラックスできると誤解を招きがちですが、

リラックスする行動からα波を導くというのが正しいです。

自然の音がα波を導く


ラジオ体操

どんな音がα波を導くかというと、川のせせらぎや海の波の音、鳥のさえずりなど

自然の音がα波を出しやすくする周波数や振動を持ちます。

噴水や近くに川のある自然が溢れる公園を散策すると何となく癒される気分になりませんか?

それは自然の音を聞くことでα波を脳が出しているからでもあるのです。

セロトニンを増やすモーツァルトの音楽


音楽2

脳を元気にしたり、精神を安定させたりする脳内物質のセロトニン

このセロトニンを増やすには心地いい音楽を聴くことも効果的な手段です。

うつ病の治療や睡眠障害の治療の一環として音楽療法が取り入れられるケースもあります。

セロトニンを日中に十分に蓄積させると、睡眠のホルモンのメラトニンの生成を

十分にするために音楽療法が使われます。

脳をリラックスさせる音楽としては上記に挙げた自然の音と、

クラシック音楽などが取り上げられます。

特にモーツァルトクラシック音楽脳をリラックスさせる効果があることで有名です。

モーツァルトの音楽は一定のフレーズの繰り返しが多く、セロトニンの分泌が促進されます。

他にもがん患者にモーツァルトの音楽を聞かせ、

後にがん細胞と戦うリンパ球の数を調査すると

聞いた後にリンパ球が増えるという実験結果もあります。

ただ音楽を聴くだけでも効果はある


音楽3

自分の知っている音楽を聴くと記憶を司る脳の器官海馬が刺激され、

その曲を聴いたときの自分の体験や関係のある記憶が引き出されるため、

記憶の機能が活性化します。

またテンポのいい曲を運動時に聞くと

その音楽のリズムが呼吸を楽にしてくれる効果もあります。

ロック音楽を聴けば気分が高揚し楽しくなったり

やる気が起きたりする効果があるとも言われています。

また楽しい音楽や悲しい音楽など

その時の自分の気持ちと同調するような音楽を聴くことでもストレスが解消できます。

逆に悲しいときに元気な曲を聴くとうるさくてイライラしてしまうかもしれません。

このように音楽には多様な効果があり、日常生活の上でも大いに役に立ちます。

うつ病の治療・改善にも役に立つようにその時々で上手に使っていきたいですね。