人生で一番大事なイベントとも言える結婚ですが

残念なことに結婚がきっかけでうつ病になる人もいます。

結婚式を前に突然ストレスのせいでうつ病を発症してしまったり

結婚生活を続けていくうちにお互いの価値観のズレなどから

自分では気にならないレベルで脳にダメージを

蓄積させてしまい、うつ病になってしまうということもあります。

幸せになるために結婚をするのに、うつ病になってしまうのにも

様々な原因が絡んでいるようです。



結婚生活がうつ病を良くも悪くもする

結婚生活によってストレスを受け、うつ病になることは

確かにありますが、人によってはうつ病を改善させることが

出来たという人もいます。

結婚する前からうつ病を抱えていた人でもパートナーとの生活を

始めることで回復傾向に方向転換できたという声もあります。

その為には相手のうつ病に対する知識や理解があること

うつ病の人への献身的な態度などが求められます。

うつ病は本人にしかその症状を感じることができませんし

外からパッと見ただけではその辛さを認知することができず

どれだけ苦しい思いをしているかわかりにくい病気です。

理解がある相手なら結婚生活を続けてもうつ病を

回復させることができるかもしれませんが

お互いにストレスを感じて不幸になってしまう事も考えられます。

結婚生活の中のうつ病になる原因

お互いの価値観のズレや性格の不一致など何にストレスを

感じるかはその人によって異なりますが、結婚生活

送っていく上で大きな要因となるものに触れます。

1.結婚式を前に不安になる

お互いの合意の下に結婚をする事になっても、これから始まる

結婚生活に対して漠然とした不安を抱えるのは当然です。

今まで体験したことのない物に対して不安を感じることは

人間の本能として間違っていませんが、結婚式を前に

その後の生活に対して色々と考えることがストレスになり得ます。

更に、結婚式をしっかりと成功させることができるかどうか

という事も不安材料となり、ストレスになることがあります。

女性にとっては人生の一大行事ですから、結婚式をしっかりと

成功させられるかどうか、というのはその後の結婚生活にも

少なからず影響を与えることでしょう。

男性にも女性にもそのプレッシャーがかかることから

ストレスを感じ、うつ病にはならなくともマリッジ・ブルー

状態になる可能性が十分あるのです。

マリッジ・ブルーで抑うつ状態が継続してしまうと

うつ病のリスクが高まってしまいます。

2.結婚することで仕事主体の生活に

語弊があるかもしれませんが、結婚生活は仕事によって

環境の変化が起こることが十分考えられます。

仕事の関係上別の場所へ引っ越しせざるを得ない

状況になったり、単身赴任をするとなってもしばらくの間

家からいなくなるという事態にもなりかねません。

うつ病は引っ越しなどの環境の大きな変化によるストレスでも

発症することがあります。

今まで会おうと思えばすぐに会えた家族や友人から離れることに

なったり、慣れ親しんだ土地から別の場所へ移ることは

精神的にも負荷がかかる事があるからです。

また、単身赴任によってパートナーと一緒の時間を

過ごしにくくなる事もストレスとなることがあるので

結婚生活も仕事による生活状況の変化によって

うつ病を招くことがあるのです。

3.妊娠・出産

結婚生活を続けていくうちに妊娠出産を迎える時もあるでしょう。

マタニティ・ブルーと呼ばれるように妊娠中の女性は

これから生まれてくる子供に対する不安感やストレスを

受け続けることがあります。

その為、マタニティ・ブルーになった後、回復する傾向が

見られない時期が続く場合、うつ病になることもあります。

出産を迎える女性は生まれてきた子供の事もそうですが

その後の子供の将来の事や、自分がしっかりと育てることが

出来るかどうかなど考えることが多くあるので

男性がしっかりとサポートできるかどうかが

うつ病予防にもつながっています。

しかし、妊娠出産で気を付けなければならないのは

女性だけでなく男性も同様です。

女性が生まれてくる子供の事に対して不安を持つのは普通ですが

男性が子供に対して色々な悩みが生まれるのも普通の事です。

妻がマタニティ・ブルーでちょっと情緒不安定になっているから

自分が頑張らなければ、と考える男性もいるでしょうが

結婚生活の中で自分のメンタルの状態もしっかりと

健康に保っておくことが大切です。

マタニティ・ブルーはしばしば男性にもある、と言われますが

実際その通りで、生まれてくる子供に対して色々と悩むことや

しっかりと妻をサポートしないとと気構えることが

男性にとってストレスになることもあり得ます。

なので、妊娠出産に関するストレスは男性にも女性にもあり

それが原因でうつ病になることも十分に考えられるのです。

4.子育て

子育てが上手くできるかどうか悩む、ということも

うつ病の原因となるストレスになり得ます。

言う事を聞かない、自分の思った通りに動いてくれない

ということに対してストレスになることは仕方のない事ですが

余りにも肉体的・精神的に疲労している時は周りの誰かに

頼ってみるようにしましょう。

結婚相手が頑張ってくれるのであればそれで良いですし

自分の家族が助けてくれるのであれば、子育てを少しの間

お願いして、自分は少し休む、というように

自分の状態にも気を付ける様にしましょう。

結婚が原因で両親もうつ病に?

結婚することは幸せになることを前提にしたことですが

結婚することで両親がうつ病になることも考えられます。

今まで育ててきた子供が結婚することは喜ばしいことでも

ありますが、同時に自分の生活から子供がいなくなる

ということも意味します。

結婚してからも家族と生活する場合はなりにくいものですが

子供がいなくなることで起こる空の巣症候群と呼ばれる状態から

うつ病になることもあるのです。

生活の中にあって当然だった自分の子供が、結婚によって

いなくなるという喪失感からストレスを受け

うつ病になるリスクも高まってしまう、ということになります。

自分の子供の世話を少しの間頼みたい、ということがあれば

顔を見せに行くという意味でも実家を訪れる様にすると

ストレスが緩和される、という状態になるかもしれません。

うつ病の人は結婚に反対されるか?

うつ病は早期に発覚し、精神科などで適切な治療を受けることが

できれば数週間~数か月で治すことができますが

年単位でのうつ病を抱えているとなると結婚することに

反対されることが残念ながら考えられます。

結婚生活によって生活習慣を切り替えるきっかけとすることが

出来たり、価値観が変わることでストレス耐性を高めることが

出来るのであれば可能性があるかもしれません。

しかし難治性のうつ病を抱えている人は結婚に反対されることが

多くなる事を覚悟しておいた方が良いでしょう。

仮に結婚して生活を始めても、うつ病に対する知識や

理解が無ければ、互いにストレスが溜まる生活になり

男性と女性の両方がうつ病になるリスクが高まったり

お互いの家族に心配をかけてしまう事になり

離婚という判断を下さなければ

ならない状況になることもあります。

結婚をするのであれば、うつ病の回復を手伝ってくれる人が

どれだけいるか、頼りになる人が周りにいるかどうか、など

慎重に考えるようにしましょう、