うつ病になる要因が多い世代は働き盛りの20~40代の方もそうですが、

50代以上の方たちもストレスが多い世代です。

家族や友人が亡くなってしまったり、

自分が以前できていたことができなくなってしまったり、加齢による体力の衰えなどから

ストレスや自分の将来に対する不安を感じ取ってしまいます。

このうつ病と高齢者について説明していきます。



生活習慣病など身体的な要因


高齢者2

40代くらいまでは多少の無理も大丈夫だったかもしませんが、

50代頃から長年の生活習慣から来る疾病にかかり始める人が出てきます。

60歳以上になると他の病気と合併しているうつ病の患者が大半です。

女性の場合はホルモンバランスが崩れ、心身ともに影響の出やすい更年期とかぶります。

また、病気ではなくとも体力の低下や免疫力の低下、視力や聴力も落ち始め、

自分の能力の喪失感からうつ病を引き起こしてしまう人もいます。

定年退職後の仕事のない時間


高齢者

60代の男性はずっと仕事を続けてきた人でも定年退職を迎える頃です。

若いころからずっと仕事に力を注ぎ、趣味もあまりない人には

仕事のない日常というのは生きがいを見失ってしまう人もいます

それまで得た収入や地位、職場の仲間たちから遠ざかるというのは

仕事の喪失感につながります。

子供の独立


中学生うつ4

一緒に生活してきた子供もこの年代になると全員社会人になっている人も多いです。

女性にとっては今まで育ててきた子供が家から姿を消してしまうことで、

空の巣症候群」といううつ病の要因を引き起こしてしまう可能性があります。

男性が仕事のやりがいを失ってしまうのと同じで、

女性も子供が巣立ってしまってからは教育のやりがいを失ってしまうのです。

そこから生きがいを見失ってしまい、ストレスを受けて無気力状態、

うつ病を引き起こしてしまいます。

家族、友人知人が亡くなる


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親、兄弟、配偶者、友人知人など周りの人たちの葬式が長くない感覚で

多くある年代でもあります。

もう話をすることも姿を見ることもできないという喪失感と、

将来自分もいつか死ぬという漠然とした不安が生まれます。

やがて来る自分の死を恐怖する人もいれば、今生きている自分の体に

極度に不安を持ってしまう人もいます。

いずれにしてもこのストレスと喪失感もうつ病を引き起こす要因になりかねません。

一人暮らしの孤独感


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これらの要因をすべて満たしている可能性があるのが一人暮らしの高齢者です。

配偶者に先立たれ、子供ももう社会人となっては一緒に住んでいた家族はもういません。

人間誰かの為に動くことができても自分の事だけ心配していればいいとなると、

途端に面倒くさがりになったりする人がいます。

しかも高齢者は体力の低下や脳の情報処理能力の低下が目立ち始め、

活動をするのが億劫になる人が多いです。

そうした生活習慣を送っていると家族の喪失感孤独から来るストレスと悪い生活習慣で、

うつ病につながってしまうケースも少なくありません。

自分がうつ病でも気づかず放ってしまう


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高齢者は自分の体の不調と付き合ってきた時間が長いため、

痛みや違和感に強く我慢ができる人が多いです。

従って高齢者のうつ病は、自分も周りの人も「もう年だから」と考えてしまって、

うつ病の症状を加齢のせいと認識してしまいがちです。

夜に寝付けなくなったことや疲れやすくなったことを加齢のみのせいにするのは危険です。

実際、病院で診察を受けるときに自分の体の痛みや不調を訴えることはできても、

最近憂鬱な気分になりやすい、以前できていたことが面倒に感じるようになったなどの

精神的な症状については話をしない傾向にあります。

そのため医師の発覚が遅れてしまい、うつ病が重症化する場合があります。