うつ病と温度で説明した通り、うつ病の人にはシャワーより

湯船につかることをお勧めしました。

1~2人で暮らしている場合はシャワーのみで水道光熱費を浮かせようとする方も

いるかと思いますが、シャワーだけでは体の芯まで温まらず、温浴から得られる

リラックス効果を無駄にしてしまっています。

ここではうつ病とお風呂と題名をつけて、湯船につかるとどのような効果があるかを

主に説明していきます。



体温の上昇


シャワー

当然のことながら湯船につかればシャワー浴よりはるかに効率よく

体温を高めることができます。

体温が高くなると血管が拡張して血行が良くなり、

全身の細胞に栄養や酸素がいきわたりやすくなります

また、不要な老廃物の排泄が行われるようになり、

体内に残っている低体温の原因ともなる余分な水分を出すことができます。

他にも体内で免疫となる白血球の働きが強化され、免疫力が5~6倍に強化されます。

全身へ水圧がかかり、血行が良くなる


入浴2

浴槽やプール、海水浴など水につかる機会には全てこの水圧という

水の圧力が身体に働きかけます。

水圧は皮下の血管やリンパ管を圧迫し、血行を良くして全身の代謝を活発にします。

このため陸上では重力よって脚にたまってしまう血液も入浴によって

効果的に循環させることができるようになります。

ただし、全身浴を行う場合水圧が強くかかるので

半身浴程度にすると心臓への負担を減らすことができます。

リラックス効果が高い


入浴

お風呂に入れば一日の疲れがふーっと抜けるものです。

これは休息の時に活発に動く副交感神経が体と心をリラックスさせてくれるためです。

ただし42℃以上の熱めのお湯につかると、

交感神経が働き始め興奮状態になりやすくなるため、39℃~41℃と

多少ぬるさを感じるほどの温度に設定するのをお勧めします。

また、ぬるめのお湯につかることでアセチルコリンというホルモンが分泌され、

リラックスした時に出てくる脳波のα波が出ます。

体力がない人でも半身浴で効果が


入浴3

全身浴を5分続けたとすると、これは縄跳びを5分続けたのと

ほぼ同じカロリーを消費します。

全身浴は水圧によって胸部が圧迫され、心臓に負担がかかるので、

体力がない人や心臓が弱い人は半身浴をお勧めします。

下半身が温まるので、血行がめぐり腎臓の働きも良くなるので排尿量も増えます。

半身浴でも30分以上続けることで全身が温まりますが、

それまでに上半身を冷やさないために予め浴室を温めたり、

首からタオルをかけて体を冷やさないなどの工夫をするようにしましょう。

熱ショックたんぱく質(HSP)で健康に


入浴4

40~41℃(体力がある人は42℃以上でも)のお湯に10分を目安につかると、

その2日後熱ショックたんぱく質(HSP)の産生が高まり、

身体活動が活発になり健康になります。

熱ショックたんぱく質(HSP)は傷ついたたんぱく質を修復したり、

修復不能のたんぱく質を死なせ新しいたんぱく質を作る働きもあります。

大事な日に向けて2日前に熱めのお湯に入ることで、

その日の調子が良くなりストレスにもうまく対処できるようになります。

サウナも効果が


入浴5

体が温まると発汗して老廃物が排泄されますが、サウナの効果は特に高いです。

サウナに入ると全身の新陳代謝が活発になり、

血行が良くなることで気分がリフレッシュされます。

5~10分くらいを1回とし、汗が出たら冷水を浴びる、これを繰り返すことで

体が温まり汗が良く出るようになります。

サウナ浴中は酸素消費量が増え、心拍数も通常の1.5~2倍に増えるので

心臓の弱い人や体力がない人は注意するようにしましょう。

サウナの後の水分補給は冷たい水をできるだけ避け、常温の水にすること

でサウナの効果を無駄にすることはなくなります。