現代社会で人間に与えるストレスや不安というのは、恒常的に続くものです。

その積み重ねがうつ病を引き起こす原因になるものですが、

何かがきっかけになってそこから一気にうつ病になる人もいます。

それは大切な人が亡くなってしまったり、自分を取り巻く環境が一気に変わってしったりなど

様々な要因があります。

ここではうつ病のきっかけになりかねない事象について説明します。



人・物の喪失感


きっかけ2

人間だれしもいつかは死んでしまいます。

家族や友人が亡くなってしまったとき、大きな悲しみや喪失感が心を支配してしまいます。

それを乗り越えてまた日常の生活に戻れずに、それ以来ずっとふさぎ込みがちに

なってしまうと、うつ病の誘発につながってしまいます。

これは人間だけでなくペットとの別れによっても引き起こされます。

一緒に遊んだり世話をしたり、生活を共にしてきたペットとの死別は周りの人からは

理解されにくい物でも、本人には大きな悲壮感を与えてしまいます。

生き物だけでなく大切な物が失われた喪失感でも、うつ病を引き起こしてしまいます。

例えば自分の住んでいる家や車でも、失われた時は心に大きなストレス

抱え込んでしまいます。

このように喪失感というのは大きなストレッサーになり、

感情や気力を著しく弱らせてしまいます。

人との別れ


きっかけ3

何も死別だけが人に悲壮感を与えるのではありません。

両親の都合で引っ越しをしなければならなくなった子供は、

自分の慣れ親しんだ友人や教師がいる学校から違う学校へ転校するという人との別れが、

大きなストレスとなりうつ病になるというケースがあります。

大人でも自分たちが育てていた子供が成人し、社会人となって巣立っていく時に、

いつも一緒だった子供がいなくなったことから「空の巣症候群」といううつ病に

かかってしまうことも珍しくありません。

元気で生活していることがわかっていても、

自分の目の届かない所に行ってしまうことから喪失感を感じてしまう女性が多いです。

自分の能力の衰え


筋トレ

人間は25歳あたりから脳と身体の成長のピークを迎え、それ以降は衰えていきます。

そのため以前できていたことができなくなってしまったために、

能力の消失から来る喪失感が生まれてしまいます。

階段を上がったくらいで息が上がってしまう、食べる量が減ってしまう、

最近物を覚えるのに時間がかかるようになってしまう、などと

こういった力が弱くなるのは人間にストレスになります。

これが引き金になってうつ病になってしまうこともあります。

仕事の昇進もきっかけに


きっかけ4

通常企業に入社したらいつまでも平社員のままということはあまりありません。

何年か勤務していると仕事を覚え能力が高まるので、職位が上がっていくはずです。

しかし職位が上がっていくなら責任の範囲が広がり、

仕事の量も増えていってしまうことから、給料が上がるなど嬉しい事ばかりではありません。

現代の日本では昇進なんてしなくて良いから仕事量や責任の範囲を

これ以上増やしてほしくないという男性も多いです。

そうした将来に対する不安ストレスを想像し、自分の頭の中を巣食ってしまいます。

このような環境の変化もうつ病の原因になります。

定年退職した後


高齢者

定年退職を迎えた男性にとくに多いのが、退職後に起こる

仕事という日常の喪失感から来るうつ病です。

自分が力を注いできた社会人としての日常を

自分の生きる原動力としている人は少なくありません。

定年退職後には仕事という一日の中で一番時間をかけていた習慣から解放され、

有り余る時間から自分はいったい何をすればいいのか、

というように自分を見失ってしまう人もいます。

もう仕事を続けることはできない、という喪失感からも

うつ病は引き起こされる可能性があります。