うつ病で自分のことで頭が一杯の時は無理強いをするわけではありませんが

うつ病の方でも余裕があるときは運動することをお勧めします。

運動を終えた後は清々しい気分になるメカニズムを交えて

ここでは運動がどのような効果があるかを記述します。

人によっては薬物治療をすることなくうつ病を克服できる方がいるかもしれません。




30年以上前に運動の効果は立証されている。


運動2

1980年代にある臨床実験で得られたデータが運動に関するものでした。

対象はうつ病と診断された50人程度の男女です。

グループが3つあり、1週間に3日、1時間程度ウォーキング、ジョギングなどの

有酸素運動を取り入れるグループ、薬物治療を行うグループと

その両方を行うグループの3つがありました。

9週間の実績をもとに出されたデータでは、運動のみ取り入れたグループの8割

回復と診断され、再発率は10%を下回っていました。

他のグループの回復と判断された人数の割合が5割程度であったのに対し、

これだけの実績を上げていれば薬物治療にも劣らないという事が立証されているのです。

 

脳が元気になる


運動3

運動を行った後というのは身体的には疲れているかもしれませんが、

実は脳は逆に元気になっているものです。

これは今では知っている人も少なからずいるかもしれません

セロトニン」という脳内物質が発生し、運動によって

脳を元気にする神経伝達物質の分泌が促され、

楽しく元気な気分にさせてくれる働きがあるからです。

 

運動に集中することで不安を取り去る


運動4

日常生活の運動、立ち上がったり座ったりすることでは得られにくい効果ですが、

ジョギングや水泳など一定の心拍数まで上がるやや強度の強い運動では、

落ち込んだ気持ちや不安を取り去る効果が強くなります。

これは「気晴らし効果」と言って、その運動に集中することで

嫌な考えや気持ちを忘れることができます。

 

体温の高まりが気分を良くする


体温

例えば湯船につかると、人は気分がゆったりとリラックスした状態になると思います。

これは身体が温まることで休息時に働く副交感神経が活発になるからです。

運動によって上昇した体温も同様で、落ち込んだ気持ちを緩和する働きがあります。

 

脳だけ疲れていると実は睡眠の効果が薄くなる


睡眠

うつ病は身体にだるさを感じてしまう症状がありますが、

身体は動かしていないので、脳の誤作動によるものというケースがあります。

睡眠不足になりやすくなる一因として脳と身体の疲労の具合が

アンバランスの状態というものがあります。

うつ病の人の頭の中は回転していて疲労し身体は元気という事が続くと、

睡眠不足を更に引き起こす可能性があります。

身体を動かすことによってどちらもある程度疲労させることで、

睡眠の効果を上げ適切な休息を得ることができるようになります。

 

食事による栄養摂取をより多くする


食事

運動によってエネルギーを消耗すると空腹になるのはご存知ですよね。

引きこもりがちになり、運動不足、食生活の乱れが起こると

脳に栄養が行きづらくなります。

それが続くと当然脳の働きが鈍くなり、気分の落ち込みやイライラの原因になります。

運動とバランスのとれた食事を行うことで、

栄養不足による慢性的なうつ状態を予防することができます。

 

少しずつ運動量を増やしていくように


運動

元々運動不足だった上にうつ病を抱えてしまった人などは、

急に運動を始めると精神ではなく肉体的なダメージを負う可能性もありますので、

軽く散歩をしてみるなど自分の体と相談しながら始めることをお勧めします。

一定の強度は必要になってきますが、始めてすぐにケガをしてしまうとかえって逆効果に

なってしまいますので、家族や医師の相談の上に運動を取り入れるようにしましょう。